お金のプロが体験! ママFP代表・今関倫子さん

 保険会社勤務を経て、FPとして活躍する今関倫子さん。自身、子どもを持つ母親の視点も生かしつつ、ファミリー・共働き世帯からの保険の見直しのほか、家計全般の相談に広く対応している。

今関倫子さん
今関倫子さん

近年、「小さなお子さんを持つ若いご夫婦の中には、ネットや雑誌などで情報を収集したうえで、お2人ご一緒にライフプランの相談に見えるような、しっかりとした方々も増えています」と指摘。

 ただし、勉強熱心で情報への感度が高い半面、必要以上に不安を感じてしまうリスクも。「同世代の平均値に比べて共働きの割にお金がたまっていない」などと焦りを感じて、相談に来るケースも見受けられるという。

 「やみくもに我慢して節約に走ったり、情報に流されたりするのではなく、自分や家族にとって何が大事なのかを見極めたうえで、支出のコントロールをすることが大事です」と助言する。

天候にかかわらず、子どもの送迎、週末のまとめ買いで車を使えるのは安心度大

オールシーズンタイヤだけでなく、日々のタイヤのチェック法などもスタッフから話を聞いた今関さん。「タイヤに関しては、いつもディーラーさん任せでした。コスト削減の選択肢があるならば、タイヤについても自分で調べてみる作業が大事ですね」
オールシーズンタイヤだけでなく、日々のタイヤのチェック法などもスタッフから話を聞いた今関さん。「タイヤに関しては、いつもディーラーさん任せでした。コスト削減の選択肢があるならば、タイヤについても自分で調べてみる作業が大事ですね」

 今関さんに体験してもらったのは、中嶋さんと同じく「ベクター フォーシーズンズ」。都心部に住んでいたため、独身時代は全く車に乗らなかったというが、「子どもが生まれ、仕事に復帰してからは、もはや車は必需品。実家に子どもを預ける際や、小学校に入ってからは習い事や塾のお迎え、平日は仕事と家事で時間の余裕がないため、週末のまとめ買いなどでも車を使うことが増えました」と語る。

 スタッドレスタイヤに交換した経験は今までなく、そのため急な降雪に見舞われると、「スタッドレスタイヤを持っている親族に代わりに送迎に行ってもらったり、週末予定していたレジャーや買い物を取りやめたりということもたびたびありました」と明かす。

 今回、初めてオールシーズンタイヤに替えてみて、「まず乾いた路面も、今までの夏タイヤと全く違和感なく走行できたのはうれしい驚きでした」と今関さん。これまでは天気予報で降雪予想が出ると、「子どもの送り迎えをどうしよう」といった不安がつきまとっていたのが、「いつ雪が降っても大丈夫という安心感があるのも大きいですね」と語る。

砂利道や雨の日の走行もブレーキ、グリップの安定感ありと夫も太鼓判

平日は仕事と家事・育児で忙しい今関さん。買い物は週末にまとめ買いするため、車は必須。夫はサーフィンが趣味で、毎週末、車で遠出することも。「車にうるさい夫もオールシーズンタイヤの走行性には太鼓判でした」
平日は仕事と家事・育児で忙しい今関さん。買い物は週末にまとめ買いするため、車は必須。夫はサーフィンが趣味で、毎週末、車で遠出することも。「車にうるさい夫もオールシーズンタイヤの走行性には太鼓判でした」

 実は、今関さんの夫は、趣味のサーフィンのために、毎週末、遠出をするほどのヘビーユーザー。“車好き”のシビアな目からも、オールシーズンタイヤの性能には太鼓判を押す。

 「砂利道などの悪路も安定して走行できるし、雨の日もグリップがしっかりしていて、ブレーキの効きもいい。高速道路も走りやすい気がする、と高評価でした」

 無論、お金のプロの視点から見れば、車の維持費は決して安くはない。今関さんの元にも、「節約のために車を手放すべきか」という相談が持ち込まれることもあるというが、「何が必要でムダなのかは、その人のライフスタイルや嗜好、考え方によっても大きく変わります」と語る。

 例えば、車の代わりに、飛行機や新幹線を使えば、年1~2回の帰省や旅行としても、人数分の交通費がかかるため相応の負担となる。また、混雑するシーズンに、小さい子どもを連れて公共交通機関で移動するのは、気も使うし、肉体的にもなかなかの重労働。その点、車ならば周りを気にする必要もない。

 「家計管理はかかるコストの多寡で判断するのではなく、多角的な視点で判断するべき」と言う今関さん。家族や夫婦間での話し合いも肝要だという。「私の夫のように、趣味で車を利用する方にとって、車は欠かせない生活必需品ですし、私も子どもを持ってからは、育児と仕事の両立のために時短を実現する大事なツールとなりました」と今関さん。

 ならば、いかに車の維持費を上手に押さえるか。「自動車保険を見直すように、タイヤの見直しをするのも有効な選択肢の一つ」と語る今関さん。今関さん自身、夫と話し合い、今後もオールシーズンタイヤを継続して使っていく予定だ。

 2人のFPの体験談から、コスト面での優位性はもちろん、乗り心地も含め、オールシーズンタイヤならではの様々なメリットが浮かび上がってきた。

 総合的に見て、苛酷な積雪・凍結がある地域は別として、年数回程度の帰省やレジャー時の降雪、浅雪路面に対応するならば、オールシーズンタイヤはお得な買い物の選択肢として検討する価値は高いといえそうだ。

 冬タイヤを既に持っている人も、夏タイヤのみで車を利用している人も、来冬を見据え、まずは近隣の店舗に相談してみてはいかがだろうか。

(文/大沢玲子 写真/高橋宣仁・株式会社ヒゲ企画)

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