英語の学習に効果的な電子辞書。ネイティブの発音を繰り返し聴ける
英語を学びはじめる小学生のときこそ、飽きさせないで楽しく取り組めるように学習環境を整えてあげることが大切です。英語を学ぶツールとして、「電子辞書の活用も英語の学習に効果的」と佐藤氏は言います。
「電子辞書を英語教育で活用するメリットとして、音が出せるという部分があると思います。例えば、子供でも野球のことをベースボールというカタカナ英語で表現することがあることは知っています。でも、”ベースボール”と”baseball”の発音とはまるで違いますよね。保護者の方がうまく発音できなくても、電子辞書があるとその発音の違いを知ることができるのです。また、ボタンを押すだけで繰り返し聴けるので、自分が納得いくまで試すことができますね」(佐藤氏)
なかでも、カシオの小学生向けの電子辞書「XD-SK2800」。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく学習ができ、能動的に学習をする習慣をつくることができます。
そこで、カシオ「XD-SK2800」を使って英語が好きになる工夫を紹介します。
【1】書くために必要な語彙力をUPする英和/和英辞典
英語を書くためには、単語を学ばなければなりません。キッズクラウン英和/和英辞典は、オールカラーのイラストが豊富で丁寧でわかりやすい解説が特長。漢字にルビが振られているので、学年問わず学ぶことができます。
解説をタッチすれば、活用形を学ぶことができるなど、さらに知識を深めることが可能。カタカナで読み方も書いてあるので、発音の手がかりにもなります。
【2】リズムで楽しく覚えられる単語集&楽しい学習動画
佐藤氏がおすすめするコンテンツが、「キクタンキッズ」です。
「チャンツがたくさん入っていて、例えば感情を表す言葉や行事などの単語に合わせてそれぞれ曲が入っている。一種の歌に近いですから、アクセントやイントネーションを覚えるのにとても有効なのです」(佐藤氏)
イラストを見ながら音楽のリズムにのせて単語を楽しく覚えることができる「チャンツ学習」で、読む力、聞く力がアップします。ネイティブの発音を真似することで、話す学習にもつながります。
また、英語アニメーション教材「リトル・チャロ」全50話を2シリーズ分収録しています。1話5分だから気軽に見ることができます。
【3】イギリスの教科書に採用されていた教材で自然な英語を学べる
イギリスの80%以上の小学校で、教科書として採用していたオックスフォード出版から出ている絵本が収録。絵本の登場人物が話すセリフをマネして正しい発音を身につける、ことばを言い換えて表現の幅を広げるなど、ネイティブの子どもたちが使う自然な英語を学ぶことができます。
「絵を使って英語が学べるようになっています。例えば、サッカーのシーンでゴールポストの描写があってそこには『net』という単語が出てきます。ストーリーの中で単語を覚えるので、netという単語がとてもよく記憶に残ります。まだ検証中ですが、一般的な英単語フラッシュカードで学ぶのと比べて、ストーリーの中で学ぶ方が単語をよく覚えるというデータも出ていますから、やはりこれはとても効果的なのだと思います」(佐藤氏)
小学生のための英検®対策のほか、国語・算数・社会・理科も学べる
大学入試における内申点の加点や試験免除を認められている英検®。その最初の目標となる英検®5級を目指すためのドリル「小学生のためのよくわかる英検®合格ドリル5級」も収録。
そのほか、国語・算数・社会・理科の4教科の学習に役立つ参考書やドリル、漢検対策用の問題集など、カシオ「XD-SK2800」には100コンテンツが収録されています。
電子辞書は、タブレットやスマホアプリと違って、インターネットに繋がっている機器とは違うので親も安心して子どもに渡せます。単なる辞書ではなく、英語学習の強力なパートナー、もはや電子教材と言えそうです。
文/平野由紀子