肩の力を抜いてできることがベース。「もっとできた」はおまけのプラスと考える

実は、同じ時期に分子栄養学アドバイザーの資格も取得しました。ただこれは「知っておくこと」にとどめ、毎日の料理で意識しすぎたり、誰かに教えたりはしないことに決めました。私は興味を持つと何でも突き詰めて自分を追い込む「真面目をこじらせる」タイプなんです。栄養学まで生活や仕事に取り入れたら、知識にがんじがらめになって、かえってストレスだと思ったんです。

独身の頃だったら、自分のためだけに1日をスケジューリングできたので、栄養学とピラティスを並行して実践していたかもしれません。ですが今は、2人の育児と仕事に精一杯で、自分のことは後回し。20代の頃は体のパーツごとにボディクリームを揃えたりしていましたが、今は子どもに塗ったベビー用クリームの残りをつけて、「はい終わり」です。

夫と手分けして家事や育児をしていますが、それでも毎日は慌ただしく過ぎます。そこに完璧を求めすぎると、心も疲れてしまいます。そこで「ちゃんとできない」状態をマイナスではなく、それがわが家の平均値ということにしました。そして、何かちゃんとできたことはプラスと考えるようにしています。自分に優しい加点方式です。