2人目の出産後に感じた身体のつらさ、心の落ち込みをリセットするためにピラティスを始めた優木まおみさん。ピラティスで、身体が本来あるべき状態に整うと、思考が前向きになることに感嘆し、解剖学の知識も得られるピラティスの資格を取得。同時に分子栄養学についても学び、2021年には身体美容家認定協会を立ち上げた。現在7歳と5歳の娘さんと夫との充実した暮らしぶり、多忙でも「真面目をこじらせない」ための仕事&健康哲学について存分に語ってもらった。

ゆうき・まおみ●1980年佐賀県生まれ。モデル、情報番組コメンテーターとして活躍。2013年に結婚。二女の母。タレント活動をしながら、第2子出産後にピラティス インストラクターの資格を取得。家でできる、ピラティスを軸としたエクササイズ「MAOBICS」を考案し、身体美容家として活動を開始。21年には身体美容家認定協会を設立し後進育成にも注力する。最新刊は『背骨から身体を変える おうちピラティス』
ゆうき・まおみ●1980年佐賀県生まれ。モデル、情報番組コメンテーターとして活躍。2013年に結婚。二女の母。タレント活動をしながら、第2子出産後にピラティス インストラクターの資格を取得。家でできる、ピラティスを軸としたエクササイズ「MAOBICS」を考案し、身体美容家として活動を開始。21年には身体美容家認定協会を設立し後進育成にも注力する。最新刊は『背骨から身体を変える おうちピラティス』

「身体が健康だとなぜ気持ちが前向きになるの?」に答えるための資格取得

1人目を出産したのは33歳。体力的なつらさはあまりなかったのですが、37歳で2人目を出産したときは昼夜を問わない乳児のケアに疲れきり、首や腰が痛み、心も相当参ってしまいました。

そんな私の隣には、生まれたてのピチピチな肌で生命力あふれる子どもがいるわけです。出産を経て変わった自分の身体の不調がますます強く感じられ、「このままの状態で年を重ねて人生が終わっていくのだ」と考えるまでになっていました。これではまずいと、運動が苦手な私にもできそうで健康にいいと聞くピラティスのレッスンに週1で通い始めることにしました。

行くことすら億劫な日もありつつ、行けば明らかに体がラクになる。続けていくうちに全身が少しずつ出産前の状態に戻り、つらさを感じない日が増え始めます。体の凝りや痛みが減り、肌や髪や爪の状態なども整ってくると、気持ちも明らかに健康的になり、前向きな発想ができるようになりました。

身をもって「まず身体を整えるって大事」と知りました。周りにも伝えたいのですが、「なぜ身体を整えるとポジティブになるのか」という問いに正確には答えられません。元来勉強好きな面もあり、身体とメンタルの関係性を知りたく、解剖学から学べるピラティスインストラクターの資格を取りました。