夫婦でジムに入会したのは2人の時間を大切にするため

―― 夫婦間でうまく連携プレーができていると感じます。夫婦2人の時間は持てていますか?

田中 実は今年に入ってから2人でジムに入会したんですよ。上2人が学校に行き、下の子を保育園に送った後に2人でジムに行って、帰りにランチをすることもあります。共働き家庭をうまく回すには、夫婦がコミュニケーションをしっかり取ることが大前提だと思っています。ぎすぎすしたり、お互いにイライラしたりしていると、ギリギリのところで何とか回しているわが家は崩壊しますからね(笑)。そのためにも、夫婦の時間は大切にしたいですね。

―― 3人のお子さんの年齢差があると、子育ての悩みも乳児から小学校高学年まで幅広いと思いますが、いかがですか?

田中 小学校高学年でいうと、長女が数年前からスマホを欲しがっていて、「欲しい〜」「まだ早い」の押し問答を繰り返していたんです。塾に通っていることもあり、連絡手段として必要だろうと、最近解禁しました。ただ、ネットをさせるのは不安があるので、僕が以前使っていたスマホをお下がりにして、メールと電話だけ使える状態にしています。

 長男はゲームに夢中ですね。「外食に行こうよ」と言っても、家でゲームをしたいもんだから「家で食べるほうがいい」なんてね。下の子が生まれたときは赤ちゃん返りのような状態になりましたけど、長女と共に、年の離れた次女のことはかわいくて仕方がないという様子で、よくお世話してくれています。

休みの前日は家族で映画を見る

―― 仕事が忙しいと思いますが、家族みんなで過ごす時間は確保できていますか?

田中 土曜日は僕も休みのことが多いので、金曜の夜は「みんなで映画でも見るか!」と『金曜ロードショー』を見たり、映画館にもよく行ったりします。今回僕がゲスト声優として出演させていただいた『映画プリキュアミラクルユニバース』も家族で見に行くつもりです。

―― お父さんが『プリキュア』シリーズに登場するなんて、子どもたちにとって自慢でしょうね。

田中 長女は小さい頃にプリキュアにハマっていた時期があったので、家で台本を見つけたときは「何これ!! パパプリキュアに出るの!?」って、驚いていました。当時、妻と長女でプリキュアの映画を見に行ったらしくて、その時、妻は感動して泣いたそうです。今回の作品も、子どもはもちろん大人も楽しめる内容なので、子どもたちはミラクルライトを元気に振って、家族みんなで楽しんでほしいですね。

『映画プリキュアミラクルユニバース』
3月16日(土)公開 配給:東映
公式サイト http://www.precure-miracleuniverse.com/

田中裕二(たなかゆうじ)
1965年、東京都生まれ。1988年に爆笑問題を結成。政治から芸能界まで様々な社会現象を斬る芸風で、広い世代に支持される。『サンデー・ジャポン』『爆報!THEフライデー』(TBS)などレギュラー番組多数。声優として『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』などに出演。『映画プリキュアミラクルユニバース』でも大統領役として声を当てる。2女1男の父で、妻はタレントの山口もえ。

取材・文/中島夕子