ダスキンでは1989年から家事代行サービス「メリーメイド」事業を展開しています。今年30周年を迎える、日本における家事代行のいわばパイオニア的存在。家事を代行するサービスの認知度がアップしていることや、共働き家庭が増加していることなどに伴って利用者が増え、右肩上がりの成長を続けているとか。掃除から片付けまで様々な家事をサポートしてくれる、デュアラーたちの強い味方ですが、「利用方法が分からない」「どんなサービスか具体的に知りたい」という声も多く聞かれます。そこで、このサービスについて、(株)ダスキン メリーメイド事業部長の梶原千左さんに詳しくお話を伺いました。

<b>梶原千左(かじはら・ちさ)さん</b><br> 株式会社ダスキン ケアサービス事業本部 メリーメイド事業部長。1989年、メリーメイド事業が発足したときから業務を担当。2人の成人した子どもを持つデュアラーでもある。
梶原千左(かじはら・ちさ)さん
株式会社ダスキン ケアサービス事業本部 メリーメイド事業部長。1989年、メリーメイド事業が発足したときから業務を担当。2人の成人した子どもを持つデュアラーでもある。

全国47都道府県でサービスを展開

――ここ数年、家事代行サービスを行う企業が増えてきましたが、ダスキンの「メリーメイド」は今年30周年を迎える業界のパイオニア的存在です。具体的にはどのようなサービスがあるのでしょうか。

梶原千左さん(以下、敬称略) 1989年の事業開始当時から続く「お掃除おまかせサービス」に加え、現在は「家事おてつだいサービス」、「おかたづけサービス」の主に3つのサービスを提供しています。他社の参入も増えてきましたが、フランチャイズで全国47都道府県、754拠点で事業展開しているのはメリーメイドの強みです。

――「気になるけれど、どう利用していいか分からない」という人も多いのではないでしょうか。利用方法は簡単ですか?

梶原 簡単です。ネットやフリーダイヤルで申し込むと、最寄りの加盟店から担当マネジャーがご家庭に訪問し、お客様のご要望をお伺いします。その内容をカスタマーレポートにおとし、後日、担当スタッフがサービスに伺います。きっちりとお客様のご要望を確認してサービス内容をご説明した後、サービスに向かうので、平日ならば申し込みからご利用まで1週間ほどです。

「お掃除おまかせサービス」はダスキンの得意分野

――メリーメイドの3つのサービスについて詳しく教えてください。まず当初からある「お掃除おまかせサービス」とは?

梶原 これは、お掃除にたけたスタッフがチームでお伺いし、お客様のご希望の場所を掃除するサービスです。お風呂やトイレなどの水まわりやご希望の部屋など、お客様のニーズに合わせて掃除する場所を選べます。

 掃除はダスキンの得意分野です。洗剤、クロス、スポンジ、掃除機など、お客様の家のものは一切使用しません。ダスキンのオリジナル製品を使います。場所ごとにクロスを使い分け、お風呂は水滴1滴残さずに拭き上げます。テーブルの裏も椅子の脚も床も、膝をついて拭き上げ、窓の桟の汚れも取り除きます。きれい好きなお客様の高い要求に応えられるよう、スタッフをトレーニングしています。

 洗剤もダスキンのオリジナルのものです。汚れに応じたもので、かつ、お客様の家具や素材を傷めないように検査を繰り返したものを使っています。お風呂だけでも、浴槽用の樹脂に応じたもの、タイルや水垢用、カビ取り剤、カビ防止剤などのコーティング剤の4種類を使い分けています。掃除の後は汚れをつきにくくするコーティングを行うこともでき、その後の掃除もグッとラクになりますよ。

「お掃除おまかせサービス」で使う掃除用具。オリジナルで、たとえばクロスは用途によって色分けしてあります。「道具と洗剤の使い分けがプロの技」だそうです。
「お掃除おまかせサービス」で使う掃除用具。オリジナルで、たとえばクロスは用途によって色分けしてあります。「道具と洗剤の使い分けがプロの技」だそうです。

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