「STEAM教育(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics)」の一環であるプログラミング学習の教材としても使われているマインクラフトと、遊びを通して育まれるひらめきや創造力を大切にしているレゴが融合した「レゴマインクラフト」。パソコンやタブレットで楽しんでいるゲームをレゴ ブロックで組み立てることには、どんな良さがあるのでしょうか。レゴもマインクラフトも大好きな日経DUALアンバサダーの子ども達が、「レゴマインクラフト」を体験しました。
脱「触っちゃダメ」。パソコン・ゲームとの向き合い方
オンライン授業や学校のタブレット端末の導入など、パソコンやタブレット、スマートフォンが子ども達にとっても欠かせない存在になってきた今、IT機器を「触ってはダメ」と言うのは難しいもの。むしろ早くから触れさせてプログラミング学習などに役立てたいと考える人が増えています。
レゴマインクラフトを体験した日経DUALアンバサダーにもパソコンやゲームとの付き合い方、子どもとIT機器について聞いてみました。
──お子さんはどれくらいパソコンやゲームに触れていますか?
花柳鞠紫月さん(以後、花柳) 高学年の息子がいて、マインクラフトなどで遊んでいます。ゲームはなるべくやらせたくなかったのですが、友達の影響やプログラミング教育のスタートによって、「悪くないのでは」と考えるようになり、我が家も導入しました。特に制限時間は設けていませんが、ゲームをしていいのは宿題などやるべきことをやってから、というルールを設けています。
秋山ゆかりさん(以後、秋山) 我が家は女の子ですが、ゲーム開発者が周囲に多く、ゲームを始めるのは早かったです。最近では学習系のアプリやスマホゲームをやっています。在宅ワーク中、手が離せない時など、待っていてもらうためにゲームをする時間が増えました。でも、すぐ飽きてしまう年齢なので、30分くらいでやめてしまいます。時間が気になったら声をかけるようにしています。
城梨沙さん(以後、城) 2人の子どもがいて、特に低学年の娘が保育園からの友達と一緒にマインクラフトで遊んでいます。同時にZoomも繋いで話しながらずっと建設しています。友達の両親がマインクラフトで壮大な世界を築いているので、それを見て、一気に世界が広がったようです。時間管理はしていませんが、声をかければすぐに切り上げてくれます。
──皆さんゲームに対して柔軟で、プラスのイメージを持っているようですね。マインクラフトを始めたきっかけを教えてください。
秋山 夫婦ともに情報工学出身で、私自身、幼いころからパソコンに触れてきました。ゲームに対するマイナスイメージがなく、マインクラフトも親が先に興味を持ちました。
花柳 息子はマインクラフトの独特なデザインに魅かれているようです。海外旅行に行った時、フィギュアやグッズを購入していたので、どこが面白いのかと聞いてみたら、「ゾンビが怖いところや自分で作れるところ」と話していました。
城 最初は5、6歳の子どもがこんな難しそうなものやるの?と思っていましたが、とにかくやってみたいという熱量がすごかったんです。「ゲームだからダメ」という考えがなく、早くからパソコンに触れるのも悪くないと思っていたのでマインクラフトを始めました。
プログラミング教育が必修化したことで、教材として教育版のマインクラフトを取り入れている学校もあります。マインクラフトは未就学児から大人まで遊べ、ゲームを通じて学習にも役立てることができるようです。