アカペラグループ・RAG FAIRのボイスパーカッショニスト、“おっくん”こと奥村政佳さん。アーティストであり保育士、そして気象予報士、防災士としての肩書きを持ち、パラレルキャリアで活躍しています。パソコンに初めて触れたのは中学1年生のころ。プログラミングを通じて、物事を筋道立てて考えていく力である論理的思考力を育んだことが、当時史上最年少で憧れの気象予報士に合格できた理由の一つでもあるのだとか。

 また、保育士として教育的立場から多くの子どもと触れ合ってきた奥村さんは、「パソコンやプログラミングのスキルは、人生の全てのベースになる」と言います。子どもが早いうちからパソコンを使うことのメリットや、子どもが初めて使う理想的なパソコンについて、奥村さんに詳しくお聞きしました。

国語・算数・理科・社会・英語に加えて、プログラミングが学びの基本になる

 ―――――――初めに、2020年から小学校で必修化となる「プログラミング教育」。アフタースクールでもプログラミング教室の数は急増しており、将来を見据えた習い事としても注目が集まっています。今後、子どもの学習にとってパソコンは必須ツールになることは間違いなく、できるだけ早いタイミングで買い与えようと考えているママ・パパも多いことでしょう。

 プログラミングに限らず、子どもが何かをチャレンジするうえでパソコンはうってつけのツールです。例えば、パソコンのソフトで塗り絵をすれば、失敗してしまっても「アンドゥ機能」で失敗する前に簡単に戻れます。挑戦して失敗したらすぐにやり直して、また挑戦……。子どものうちから失敗と挑戦を繰り返していけば、自信と問題解決力の向上につながります。さらに物事にチャレンジする楽しさも知ることができ、世界は広がっていくでしょう。

 ただ、子どもにパソコンを買い与えるとなると、「ネット閲覧やゲームにはまってしまうのでは」「有害なサイトにアクセスしないだろうか」など不安を感じるママ・パパもいるでしょう。そんな不安を払拭してくれる、嬉しい機能やセキュリティソフトがあります。Windows 10の「ペアレンタルコントロール」を利用すればインターネットやアプリケーションなどへのアクセスを管理可能。子どもに悪影響を及ぼす可能性のあるコンテンツから遠ざけたり、1日当たりの利用時間を制限したりすることができます。また、セキュリティソフトのMcAfeeがあれば、ウイルス対策や外部からの不正なアクセスを阻止することができるので、安心して子どもにパソコンを使わせられます。またパソコンを購入した際、通常であればこうしたセキュリティソフトは体験版として付いてくることが多いですが、McAfeeは3年間無料版があり、このソフトウェアが入っているパソコンは、長くパソコンを利用することを考えると非常にお得でしょう。

 そういった対策を行ったうえで、子どもにパソコンを学ばせるのは、むしろこれからの時代では必須。国語・算数・理科・社会・英語だけでなく、プログラミングも学びの基本になるとも言われています。パソコンは使いこなせて当たり前のツールになるかもしれないときに、早いうちから親しんでいくことは、重要なことかもしれません。

パラレルキャリアで多方面の活躍を見せる、RAG FAIRのおっくん

RAG FAIR/気象予報士/保育士/防災士の奥村政佳さん
RAG FAIR/気象予報士/保育士/防災士の奥村政佳さん

 「僕のパソコンとの出会いは中学1年生でした。パソコンを使って創意工夫すれば、いくらでも世界が広がることを知ってほしい」と語るのはアカペラグループ・RAG FAIRのボイスパーカッショニスト、“おっくん”こと奥村政佳さん。実は、かなりパソコンに詳しく、子どものころからプログラミングを学び、論理的思考力を高めていったのだとか。論理的思考力とは、物事を筋道立てて考えていく力であり、特にビジネスシーンでは必要不可欠な能力でもあります。奥村さんはこの思考力を高めていったことが気象予報士、講演活動などさまざまな場面で生かされているといいます。

 奥村さんは幼稚園のころから天気が大好き。高校1年生のときに、気象予報士の試験に合格したのですが、実はパソコンのプログラミングと天気は学び方が似ているところがあると感じていたそうです。「プログラミングは原因と結果の法則を学びやすい。その考え方は天気も同じで、おのずと興味を持つようになりました。そして、気象予報士の勉強にもパソコンを活用。早い段階でパソコンに出会ったことで、自分の将来の可能性が広がりました」と語ります。

 そんな奥村さんは、1978年生まれの40歳。気象予報士には、高校在学中に、当時の最年少記録となる17歳で合格、高校生気象予報士として話題になりました。その後、筑波大学で気候気象学を専攻し、在学中に、RAG FAIRのメンバーとしてデビューを果たします。音楽活動の傍ら、気象予報士としてもテレビやラジオで活躍。そして、2012年には保育士資格を取得し、主任保育士として勤務しながら「保育×社会」の実践も行っていました。現在はアーティスト、気象予報士、保育士、防災士といったパラレルキャリアを生かし、講演や研修講師など幅広く活躍しています。

 プライベートでは1.5歳児のお父さんである奥村さんに、保育士であり父でもある視点、そして、自分自身、早い時期からパソコンを使っていた経験から、子どものころからパソコンに親しむメリットや意義について伺いました。

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