Officeは人生でとても役立つツール。早いうちに使い込んで手に馴染ませてほしい

――現在は、どういったことにパソコンを利用しているのでしょうか?

奥村 ほぼ全てですね。撮影した写真はPhotoshopで編集していますし、講演の資料作りはOfficeを使っています。

――Officeを初めて使ったのはいつごろですか?

奥村 高校生のときですね。学校のパソコンでExcelを使って、さきほど話した気象データの分析をしていました。高校3年生のときには、先生のお手伝いで大阪府豊中市の気象分析を手伝っていて、風向や風速の平均値を出すためにExcelで処理。以前は電卓を使っていましたが、Excelを活用すれば、正確なうえ圧倒的に作業が速くなりました。しかも、あとで見返すこともできる。「めちゃくちゃいいソフトができたな」と感動しましたね。

 Excelはただの計算ソフトだと思っている人も多いと思うのですが、それだけだと本当にもったいない。僕は、保育士として勤務していたときには、保育園のシフト表も作っていました。関数を使ってその日の勤務人数の過不足を自動で計算するようにしたり、人数が足りていない時間帯は赤色でアラートが上がるようにしたり。はさみ、のり、鉛筆、Excelくらい、なくてはならないツールとして活用していましたね。あと、講演ではPowerPointを使って発表するし、原稿はWordを使って執筆しています。僕は早いうちからExcelをはじめOfficeに触れてきたおかげで、データを扱う力が身につき、論理的思考力も養われたと思っています。結果として、気象予報士、講演活動など多種多様な場面で生かされています。

――奥村さんはWindows 95以前からパソコンを使っていますが、早い段階でパソコンに触れたメリットはあったと思いますか?

奥村 二つあります。一つ目は、トライアンドエラーの精神が学べたこと。プログラミングは理科の実験と同じで、どういったプロセスを踏めば、どういった結果につながるかを学ぶことができます。理科の実験は、失敗の原因を突き止めるのが大変ですが、プログラミングなら、失敗した箇所を見つけやすいしすぐに修正しやすい。失敗しても原因を突き詰めて修正すれば結果につながります。原因と結果の関係を学べたことで、物事にチャレンジする楽しさを知ることができました。

 二つ目は、自分の可能性が広がったこと。気象予報士になるための勉強にもパソコンを活用したし、編曲などのプログラムは、振り返れば音楽活動の原点かもしれません。パソコンはできることが多いから、自分のやりたいことに合わせていろいろな活用ができます。

――Officeも初期のころから使われていますが、やはり学生時代、早い段階から使っていたメリットはありましたか?

奥村 Officeを使うことができれば、人生の幅広い場面で役立つと思っています。でも結局は慣れが必要で、使って手に馴染ませていく必要がある。Officeを使い始める最初のほうは、やはり最低限のことしかできないはずです。僕は17歳から使っていて馴染んでいたからこそ、Excelの関数を使いこなすことができ、保育園のシフト作成にもつながっています。Officeのスキルが身につけば、身の回りでできることが広がっていきます。だから子どもの早いうちから使い始めてほしい。幼いほど食わず嫌いがないと思うので、吸収は早いですよ。年取ると、分からないとダメージが大きくて、心が折れちゃいますから(笑)。

「タブレットなどでもOfficeは使えますが、やはりパソコンのほうが作業ははかどります」と奥村さん。本当に使えるソフトなので、プリインストールされているパソコンはお得だと感じるそう。
「タブレットなどでもOfficeは使えますが、やはりパソコンのほうが作業ははかどります」と奥村さん。本当に使えるソフトなので、プリインストールされているパソコンはお得だと感じるそう。

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