持続可能な未来に向けたTOTOの取り組み

 1917年の創立以来、いつの時代も絶え間ない革新と挑戦によって、新たな生活文化の創造に寄与し続けているTOTOグループ。その根底にあるのは、創立者である大倉和親氏が抱いた、「健康で文化的な生活を提供したい」という強い思いです。そしてそれは、時代を超えて脈々と受け継がれ、私たちの暮らしのさまざまなシーンへ、また世界へと広がっています。

 最近なにかと話題のSDGs。TOTOグループでは2030年を目標に「持続可能な社会」「きれいで快適・健康な暮らし」の実現に向けて、新共通価値創造戦略『TOTO WILL2030』を発表しています。マテリアリティ(取り組むべき重要課題)として、「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」を掲げ、それらへの取り組みを通して、国連のSDGsにも貢献していくことを目指しています。

 1つ目の「きれいと快適」では、「タッチレス」の非接触技術や、独自のクリーン技術である「きれい除菌水」などを搭載した住宅設備を開発。より衛生的で快適な水まわりを実現しています。

 2つ目の「環境」では、「限りある水資源を守り、未来へつなぐ」「地球との共生へ、温暖化対策に取り組む」「地域社会と共に、持続的発展を目指す」をテーマに取り組んでいます。TOTOの商品は、長期間にわたり使用する水まわり設備だからこそ、それを使う際の節水や省エネに配慮。商品開発において環境に配慮した設計になっています。

 そして3つ目は「人とのつながり」。事業活動を通じて、世界の人々から信頼される企業であることを目指し、顧客の満足度向上はもちろん、地域社会のボランティア活動への参加、誰もが働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

 このコロナ禍で、人々の生活様式は大きく変わり、清潔さや使いやすさに対する意識も変わりました。今後も、社会の変化や世の中の動向によって、新たな課題が生まれてくるかもしれません。健康で豊かな暮らしの実現とは決して切り離すことができない水まわり、そのきれいと快適を追求しているTOTOグループの取り組みは、今後も引き続き注目していきたいものです。

■TOTOのSDGsへの取り組み「SDGs×TOTO持続可能なあしたへのとりくみ」詳細はこちら

取材・文/鈴木友紀