仕事で頭も体も疲れた後に、さらに頭と体を使い、限られた時間で行う平日の夕食準備。掃除や洗濯は毎日しなくてもなんとかなるけれど、食事作りはそういうわけにはいかず、おなかを空かせた子どもにせかされることも…。皆さんも、平日の夕食準備には悩んでいるのではないでしょうか?そこで、料理代行活用ママ、平日は9割の夕食を作っているパパ、夕食のメニューで悩むママの3人のデュアラーに集まってもらい、夕食対策について、とことん語ってもらいました!

 座談会後半では、平日の夕食準備を楽にする「つくりおき料理代行プラットフォーム」というサービスをローンチ予定のパナソニックの豊岡英里子さんも参加。画期的なサービス内容に、「それはいいですね!」と一同納得。まずは、パパママの夕食準備の実態からスタートです。

在宅勤務で夕食準備はラクになったけれど…

――まずは皆さんのプロフィールを教えてください。

美友紀さん 私は、IT関連企業で営業をしています。子どもは小学4年生の女の子と年長の男の子です。夫も料理はするのですが、仕事の帰りが遅いので当てにできず、平日は私が作っています。

大我(たいが)さん 私は、生命保険会社でバックオフィスの仕事をしています。子どもは小学2年生の女の子、年長の男の子です。妻もフルタイム勤務なので、お互い好きな家事を担当するようになり、もともと買い物が好きだった私が平日の9割、夕食を作っています。

亜矢子さん 私は、運輸業界でESG関係の仕事をしています。子どもは3歳と2歳の男の子です。夫は家事・育児をしてくれるのですが、料理は苦手なので、私が全部考えなければいけない状況です。

座談会はオンラインで開催。左上がパナソニックの豊岡英里子さん、右上が大我(たいが)さん、左下が美友紀さん、右下が亜矢子さん
座談会はオンラインで開催。左上がパナソニックの豊岡英里子さん、右上が大我(たいが)さん、左下が美友紀さん、右下が亜矢子さん

――平日の夕食準備はどのようにしていますか?

美友紀さん コロナ禍になってからは、ほとんど在宅勤務です。そのため、お昼休みに、買い物に出かけたり、野菜を切る、お肉を解凍するといった下ごしらえをしています。定時に終業できることが多いので、決まった時間に夕食を作り始めることができています。でも、仕事が忙しいときは、昼休みに作る余裕もなく、18時半なのに何も用意ができていない、ということもあります。そんなときは、近所に食べに行きます。

 コロナ禍以前は在宅勤務ではなかったので、平日に買い物に行く余裕がなく、週末にまとめて買い出しをしていました。幸い私も夫も両親が近くに住んでいることもあり、祖父母に頼る時もありました。ただ、義母が家に来て料理を作ってくれるときは、申し訳ないので事前に準備をしていました。前日の夜に次の日の夜のメニューを考え、当日の朝に下ごしらえをして冷蔵庫に入れ、キッチンをきれいにしてから家を出て、通勤途中に「今日のメニューは○○でここまで支度をしておいたので、あとはお願いします」と連絡していました。

大我さん コロナ禍の前は、保育園のお迎えから帰って20~30分でぱぱっと作っていました。今はほぼ在宅勤務になり、昼休みやちょっとした空き時間を使って買い物に行ったり、少しだけでも調理できるようになったので、以前よりは余裕が生まれました。ただ、どうしてもだんだん疲れが溜まってきて、金曜日頃になると、近くのファストフードまで“お父さんウーバーイーツ”がテイクアウトを取りに行き、家で食べることもあります。

 普段のメニューも、基本的に白いご飯と味噌汁と肉か魚、というパターンで乗り切っています。レシピは基本的に我流です。メニューは、“手間ひま”と“子どもの満足度”を天秤にかけて決めていますね。うちの子は出来立ての唐揚げが好きなので、それだけは多少手間がかかっても頑張って作るようにしています。