子育てに奮闘する家族のケーススタディ追ったドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか⁉』。この作品にコミカルなスパイスを加えているのが、大泉洋さんのナレーションだ。自身も小学生の娘を育てるパパである大泉さんに、夫婦について語ってもらった前編に続き、自身の子育てや、子育てで大事にしていることを聞いた。
娘といる以上に楽しいことはない!
―― 大泉さんが娘さんを大変かわいがり、一緒の時間を大切にしていることはバラエティ番組やエッセーからよく伝わってきます。
大泉洋さん(以下、大泉) 娘と過ごす時間以上に楽しいことなんてないですよ。「今の娘」と少しでも長く一緒にいたい、という気持ちは生まれてからこれまで揺るぎません。「娘がかわいいの世界記録」は毎日更新されていますよ。
娘が寝る前にすること……歯を磨いて、トイレに行って、ベッドに連れていく一連の時間は娘に自分の足で歩かせることをしていません(笑)。
「歯を磨くのね? じゃいくよ!」とガッと抱っこして洗面台に連れていき、終わったらトイレ。最後はベッドに連れていく。その間、娘はずっと宙に浮いています。つまり私が抱っこをしているんです(笑)。
個人差はあるのでしょうが、小学生の娘は今のところ「パパ、いや!」はまったくありません。
昨年の夏はこんなことがありました。私が暑いなかランニングをして帰宅しました。汗をかいているからすぐにシャワーを浴びようと服を脱いでいたら、娘は目の前で両手をばんざい。
なんと「だっこして!」とお願いしてきたんです。
服を脱いでも汗だくで、からだはべちゃべちゃの状態ですよ(苦笑)。「今?」と目を丸くしましたよ。娘だって汗だくの状態のパパは見えているだろうし、その上で「だっこ!」と言っているわけですからね(笑)。まだまだ、「パパ大好き」です。
今の娘とできるだけ一緒に、少しでも長く過ごしたい。もうそれは「焦っている」といっても過言ではありませんね。
大きな理由は2つあって、1つは、娘が「パパ大好き」と言ってくれる時期は今だけだと思うから。娘を持つ先輩パパたちの助言によると、娘が思春期に突入する前には「パパ臭い」と言われるそうです。信じたくはないですけど。
だから撮影の間も1時間娘といられるなら、片道30分までなら帰宅しています。仕事の会食やマネジャーとの打ち合わせも、可能であれば娘が寝た後にしてもらっています。
次ページから読める内容
- 泣く娘の歯を磨くことが苦手だった
- 子どもは小さい頃の記憶を持っていけないから
続きは、日経DUAL登録会員の方がご覧いただけます
-
登録会員限定記事子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える登録会員限定記事をお読みいただけます。
-
日経DUALメール日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。
-
子どもの年齢別メール子どもの年齢別メール(未就学児、低学年、高学年)を配信します。子どもの年齢に合った新着記事やおすすめ記事をお届けします。
-
MY DUALサイトトップページの「MY DUAL」の欄に、子どもの年齢に合った新着記事が表示され、最新の子育て・教育情報が格段に読みやすくなります。
-
日経DUALフォーラムオンライン会議室「日経DUALフォーラム」にコメントを書き込めます。日経DUALの記事や子育て世代に関心の高いテーマについて、読者同士や編集部と意見交換できます。
-
記事クリップ、連載フォローお気に入りの記事をクリップしたり、連載をフォローしたりできます。日経DUALがさらに使いやすくなります。