人格否定はしない、翌朝10時までに謝る…夫婦の絆が深まる4つのルール

ルール1

どんなケンカであっても、自分から謝ること
 「どんなに自分が悪くなくても謝れば、けっこう平和に解決できます。何があっても謝らないという姿勢を崩さない相手には、自分が謝らないと会話が始まらない。ケンカになるとけっこう激しく言い合うのですが、あまり長い時間、引きずりたくないので、早めに自分から謝るようにしています」

ルール2

逃げない。ちゃんとやり合う。ただし、人格の否定はしない
 「どんなに激しくバトルしても、絶対に人格の否定はしない。ここが大事。その上で、逃げないでちゃんとやり合う。だからこそ、17年間も夫婦は続いてきたと思う。本音をぶつけてくれる妻が大好きだし、妻も、ちゃんと言い返してくる私のことをかわいいと思ってくれているはず。だからこそ、ちゃんとぶつかり合いたい。最終的には自分が100%白旗で、妻の勝ちでケンカは終わり。ただ、最初から白旗を振るのではなく、言うことは言うということをシッカリとやっています」

 
「最後は白旗だが、ちゃんとぶつかり合いたい」と板谷さん
「最後は白旗だが、ちゃんとぶつかり合いたい」と板谷さん

ルール3

義務でもいいから毎日チューをする。行動から気持ちが変わることもあるはず
 「楽しいから笑うのが普通だが、逆に笑うと楽しくなるというのもある。行動することで気持ちが変わることもあると思っていて、毎日、チューすることによって『この人、好きかもな』って思えるようになることが大事。だから、行ってきますのチューは必ずするようにしている。正直、したくないときもあるが、チューをすると許せるので、8年間、ずっと続けている。特に子どもが生まれた後はスキンシップの機会がどんどん減っていくので、その習慣をキープするのがポイント」

ルール4

その日のうちに謝る。ダメなら『AM10時ルール』。何について謝っているのか明確に
 「ケンカしたらその日のうちに自分から謝るということが徐々にできるようになっていった。それでも気まずいまま寝てしまって、次の日に持ち越してしまうことがある。その場合は午前10時までに必ず謝ると決めてずっと続けたところ、妻のほうもだいたい翌朝10時くらいまでには収まるんだと擦り込まれていくようになり、お互いに安心感が生まれるようになった。何に対してのごめんねなのか、何について謝っているのかを明確にして伝えることが大事

 後編では、これまでのトークで紹介された男性の意見に対しての女性の側からの意見をご紹介します。

(取材・文・写真/國尾一樹)