福岡国際会議場(福岡・博多区)で10月8日(日)に開催された「WOMAN EXPO FUKUOKA 2017」。佐賀県の山口祥義(よしのり)知事、子育て中タレントの眞鍋かをりさん、日経DUALの羽生祥子編集長が、女性の“ワンオペ育児・家事”の解消と、家庭と家族ではじめる働き方改革を語りつくしました。
世界中で話題を呼んだ動画「知事が妊婦に。」
会場のスクリーンに映し出されたのは、大きな話題を呼んだ「知事が妊婦に。」という動画。
佐賀県知事をはじめ3人の現職知事が出演したこの妊婦体験ムービーは、日本国内はもちろん、各国の新聞で紹介されたり、ハリウッド俳優、アシュトン・カッチャー氏のFacebookでシェアされたりするなど世界中で大きな話題となり、世界180か国以上で視聴され、動画公開後1カ月で2300万回も再生されました。
この動画の仕掛人であり、自らも重さ7.3kg(妊娠7カ月 相当)の妊婦ジャケットを着用して出演、仕事や家事、買い物などを行う事で妊婦の大変さを体感した佐賀県の山口祥義(よしのり)知事は、動画制作に至った思いを語りました。
「全国的にみて、九州は子どもがたくさん生まれる地域なんですよ。その一方で、男性は、育児参加率が非常に低い。いわゆるワンオペ率が高いことに衝撃を受けました。もし、男性の育児参加ができれば、九州って本当に子育てのしやすい良いところになる。」