夫婦間の「プロジェクト」は、思い入れが強いほうがリーダーに

 プライベートの話になるのですが、皆さんも私も、母としてまた仕事人として、忙しい毎日の中で頑張っていますよね。義理の親に頼るという機会もあるかと思います。それが週2回なのか月1回なのか、どれくらいの頻度で頼めばいいだろうとずっと考えていました。

 私はあるとき、義理の母と子どもが仲良くなるには、だいたい週1回、2~3時間くらい、嫁のいないところで心おきなく仲良くしたらいいんじゃないかと思ったんです。多いと思う方もいるかもしれませんが、義母が手伝うと言ってくれるのだから甘えようと。たまに会って子どもが慣れないよりは、「週1回、3時間ならどうですか?」と探りながらやっています。

 また、わが家は子どもの小学校受験があったのですが、お受験は意見の違いで離婚しそうになる夫婦も多いです。私は、夫婦が絡むプロジェクトは、そのプロジェクトに対して思いが強いほうがリーダーで、そうではないほうがアシスタントに回ると決めています。

 小学校受験に関しては、私はそれほど思い入れがなく、夫のほうが「この学校に入れたい」という気持ちが強かったので、それなら夫がベストだと思う方法を聞いて、それを私が完璧にこなすことにしました。一つひとつリーダーを作ることでけんかが起きないというか、すべてに納得しなくてもリーダーが決めたことならいいんだろうと思えるんですね。

 まだまだ話したいことがあったのですが、時間切れということで、申し訳ありません。本日はどうもありがとうございました。

(取材・文/宇野安紀子 撮影/竹井俊晴)