こんな経験はありませんか? 子どもが夜中に急な発熱、嘔吐。夜間救急へ行きたくても、下の子は就寝中でパパもまだ仕事。とても2人の子どもを抱えて一人で病院までは行けそうにないし、どうしよう!! そんなとき、医師が自宅にやって来て診察してくれる「ファストドクター」という医療サービスがあるのをご存じでしょうか。子どもだけではなく大人の急病にも対応しています。実際のところ、利用者はどのようにこのサービスを活用しているのでしょうか。「ファストドクター」の運営会社である、メディサイド株式会社の代表取締役・水野敬志さんに詳しくお話を伺いました。

対応症状はインフルエンザから骨折まで

 ファストドクターは「夜間に安心を!」という理念で、2016年2月に誕生した医療サービスです。医師が自宅までやって来て、その場で診察や薬の処方、支払いまでしてくれるとあって、子育て世帯やシニア層を中心に利用者が急増。年間1万件という夜間・休日診療のうち、約4割が15歳未満の子どもだといいます。往診範囲は東京23区と多摩エリアの一部(現在、埼玉・千葉での往診は一時お休みしています)。

ファストドクターを運営する「メディサイド」代表取締役の水野敬志さん

 「医師が自宅へ行くので、待ち時間が発生しないのが最大の特徴です。他の患者さんと一緒になることもないので二次感染の心配もなく、しかも、再受診の必要がないと判断すると、その場で数日分の薬(保険適用)を処方しています」。そう話すのは、代表取締役の水野さんです。一体、どんな症状であれば「往診」してもらえるのでしょうか?

 「発熱、嘔吐、喉の痛みやめまい、やけど、目や耳の痛みなどのあらゆる症状に対応しています。往診では、インフルエンザや溶連菌、アデノウイルス、マイコプラズマ、RSウイルスなどの検査キットも持参しているので、その場でインフルエンザ等の診断をします。症状によっては、簡易な血液検査や尿検査、超音波検査、X線検査、レントゲン撮影などを行うこともあります

 とはいえ、「往診」に慣れていないママ・パパからすると、「わざわざ、医師に自宅まで来てもらうほどの症状ではないし……」と、なかなか気軽には連絡できそうにありません。

 「ご相談いただいても、緊急性がないと判断した場合には翌日の受診をお勧めしていますし、逆に、意識がない、水分も取れないなど、極めて緊急性が高いと判断すると、コールセンターから救急車を呼ぶことも。つまり、こちらで往診の要否を判断しているんですね。ご相談いただいても、実際に往診に行くのは3割程度ですから、最初は、相談ベースでお気軽にメールかお電話をいただければと思います」

 では、具体的な往診の流れはどうなっているのでしょうか。

次ページから読める内容

  • ファストドクターへの往診受付の流れ
  • 常時70種類の薬を持参し、15歳未満は「診察料」も医療助成の対象に
  • 医療者と患者のミスマッチを解消するためにできたサービス

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