1月27日(日)に東京・杉並の「セシオン杉並」で、「親子で楽しむ はじめてのクラシックコンサート♪」を開催します。0歳から入場可能で、演奏中の客席への出入りも自由。演奏するのはホルンの相原結さん、フルートの上塚恵理さんのお二人。AIキャラクターが登場してオーケストラの演奏を流すなど、お子さんが喜ぶ工夫も満載です。この機会に、親子でクラシック音楽を体験してみてはいかがでしょうか。

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 「クラシックコンサート」と聞くと、何となく敷居が高そうに感じます。本当のところは、どうなんでしょうか。「親子で楽しむ はじめてのクラシックコンサート♪」で演奏する相原結さん(ホルン)、上塚恵理さん(フルート)のお二人に、今回のコンサートのポイントと楽しみ方を教えてもらいました。(聞き手・中野 淳=PCメディア編集部)

―― 今回のクラシックコンサートの魅力は?

相原さん(以下、敬称略): 2歳の姪に、クラシック音楽の楽しさに触れて欲しいと思ったのが、コンサートを企画したきっかけです。そこで、今回のコンサートは、親子でクラシック音楽の世界を楽しんでもらえるように、いろいろと工夫しています。

 例えば、コンサートでは、バッハやベートーベンなどの有名な曲を演奏します。CMやテレビ番組などでお子さんが聞いたことのある曲もあるでしょう。知っている曲だと、子どもたちは引き付けられて興味を持ちます。こうしたことがきっかけで、小さな子どもがクラシック音楽に関心を寄せてもらえるとうれしいです。

 子どもたちはテレビやネットなどで、歌詞のある音楽に普段から触れています。歌詞のないクラシック音楽に触れることで、子どもの中でイマジネーションが広がっていくのではないでしょうか。小説を読むときに、マンガとは違って、頭の中で想像の世界が際限なく広がっていくのと同じかと思います。

上塚さん(以下、敬称略): 今回のコンサートは、0歳の赤ちゃんでも大丈夫です。安心して楽しんでいただけるように、演奏中の出入りも自由になっています。

 ファミリー向けのコンサートは、子どもが楽しめるように童謡やアニメの曲などを中心に演奏することが多いです。このコンサートでは、クラシック音楽を中心に演奏します。ただ、これだけだと小さなお子さんが退屈してしまいます。そこで今回は、私たちの呼びかけに応えてくれるAIアシスタント「ふくまろ」と一緒にコンサートを進めることにしました。子どもたちは、スクリーン上の「ふくまろ」との掛け合いも楽しんでいただけると思います。

演奏するのは、ホルンの相原結さん(左)、フルートの上塚恵理さん(右)のお二人。0歳から入場できるクラシックコンサートです
演奏するのは、ホルンの相原結さん(左)、フルートの上塚恵理さん(右)のお二人。0歳から入場できるクラシックコンサートです

―― ホルンとフルートの2人でのコンサートというのは珍しいですね。それぞれの楽器のどういう点を楽しんでもらいたいですか。

相原: コンサート会場での生演奏は、スマートフォンやテレビなどで聞く音楽と、空気の振動が違います。ホルンはもともと、狩りの際に森の中で仲間に合図を送るための楽器として使われていました。ホルンからは、よく通る響きのある音が生まれます。客席では、ホルンの音が体を包み込む感覚や、演奏者の息遣いなどを体感していただけると思います。こうした生演奏の魅力をお子さんと一緒に楽しんでください。

上塚: フルートの音色は、楽器の中で最も女性の声に近いと言われています。小さなお子さんは、女性の高い声に安心するそうです。フルートの音色は、赤ちゃんの耳にも心地よく伝わると思います。

 ステージでのフルートの生演奏を見たお子さんから、「楽器がキラキラしてきれいだった」という感想をいただくことがあります。会場の照明の中でホルンやフルートがキラキラしている様子も、お子さんと一緒に楽しんでいただけるのではないでしょうか。私のフルート教室には、フルートの演奏を初めて聞いて、自分でも演奏してみたいと思ったというお子さんが大勢来られます。ステージでの演奏を聴いて、音楽を始めてみたいと感じるお子さんがいたら嬉しいですね。

―― コンサートでは、パソコンを使って、オーケストラの演奏を流すそうですね。

相原: かつて、陸上自衛隊の音楽隊に所属していた時に、後方支援要員としてPKO(国連平和維持活動)で南スーダン共和国に赴任しました。当時、現地にいる3人の音楽隊の隊員だけで、演奏する機会が多くありました。3人で演奏できる楽器は、キーボード、フルート、オーボエ、ホルンだけだったので、どうしても音楽の幅や音量に制約が出てしまいます。そこで、パソコン上で作成した音楽データを日本から送ってもらいました。そして、そのデータをスマートフォンとスピーカーを使って再生して、一緒に演奏しました。電源のないところでは、スピーカー用に自分たちで発電機を動かすこともありました。パソコンやスマートフォンを活用したおかげで、演奏できる曲の種類を増やし、表現力を豊かにすることができました。

 今回のコンサートを企画した時に、南スーダンでの経験を基に、パソコンでオーケストラの演奏を再現したいと考えました。作・編曲家の大西由峰さんに、複数の楽器の音色を組み合わせたオーケストラの演奏データを作っていただきました。会場では、AIアシスタントの「ふくまろ」が、オーケストラの演奏を流してくれます。本物のオーケストラの響きや迫力には及ばないかもしれませんが、オーケストラの「面白さ」を感じていただけるのではと期待しています。

―― 親子でコンサートを楽しむコツを教えてください。

相原: コンサートに行く何日も前から、お子さんの前で「演奏会ではどんな曲が聞けるのかなあ」「どんな人が来るのかなあ」など、コンサートを楽しみにしている様子を見せていただければと思います。お子さんはその様子を見て、コンサートに興味を持って、ワクワクするのではないでしょうか。服装について相談されることもあります。今回のコンサートの服装は、全く自由です。ただ、この日に合わせて、親子でおしゃれをしていただくのも、楽しいかと思います。

 姉から、子どもが生まれて、それ以前と比べると外出の機会が減ったという話を聞きました。小さなお子さんがいると、どうしても親子で出かけられる場所が限られてしまうようです。途中で小さな子供が泣き出したらどうしようなどと心配せずに、近所の公園に行くような気持ちで、今回のコンサートにお越しください。

上塚: 当日は、クラシックの名曲をいくつも演奏します。事前にお子さんと、「今日一番のお気に入りの曲を見つけよう」と話してみてはいかがですか。これによって、お子さんが自然と曲に集中するようになるでしょう。コンサートの後にはぜひ、親子でお気に入りの曲について、調べてみてください。「YouTube」などを利用して、いろいろな演奏を聴き比べてみるのも楽しいと思います。

 会場には、楽器やパソコンの体験コーナーも用意する予定です。お子さんが、新しいことに興味を持ってもらう機会になると幸せです。

AIアシスタント「ふくまろ」といっしょに!

親子で楽しむ はじめてのクラシックコンサート♪

1月27日(日) 開場:13:30 開演:14:00(終了予定:15:30)
会場:「セシオン杉並」(東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅 1番出口より徒歩5分)

演奏:相原結(ホルン)、上塚恵理(フルート)
主催:株式会社アクト
協力:富士通クライアントコンピューティング株式会社

大人:3500円(前売り3000円) ⇒ DUAL読者は特別価格2000円
高校生以下:2500円(前売り2000円) ⇒ 同 1000円
未就学児(0歳から):500円

下記のWebページから、特別価格でコンサートのチケットを購入できます。
「チケットぴあ」の申し込みページ

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