共働き家庭はどうしても子どもと離れる時間が長くなります。そのとき、もし大災害が起こってしまったら……。

考えたくはない未来ですが、想定し、準備しておくことはとても重要なことです。多くの被災されたお母さんたちの経験を踏まえ、「災害に強い地域社会をつくる」というテーマで防災の啓発活動をしているNPO法人ママプラグの冨川万美さんに「共働き家庭の防災対策」について教えてもらいます。今回のテーマは「アウトドア防災」です。

防災とアウトドアは親和性が高い

 もうすぐ平成が終わり、いよいよ新時代の幕開けですね。5月1日から始まる令和時代、和やかで穏やかなものになってほしいと強く願います。

 さて、そんな5月には超大型連休が待っています。私個人の事で言えば、息子は0歳から保育園でお世話になっているので、10連休は前人未踏の領域です。一体どうなることやら……。

 皆さんは、どのように過ごされる予定ですか? お家でゆっくりされる方や、旅行をされる方、ご実家に足を運ばれる方など、さまざまな過ごし方があるでしょう。もし、「うちはまだ何も決まってないな」というご家庭があれば、ぜひおすすめしたいのが「プチアウトドア体験」です。

 防災とアウトドア、この親和性の高さはご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。このデジタル社会において災害時をイメージさせるためには、あえてライフラインの不便な生活を試みるということに大きな意味があり、それを積極的に楽しく学べるという点でアウトドア体験やアウトドアグッズは最適と言えます。

 防災を体験しようとすると、どうしても「訓練」になってしまったり、「自分ごとではない」と心のどこかで思ってしまったりするもの。実際、通常の防災訓練で行われる多くの行動は、「消火訓練」「避難訓練」「煙体験」などだと思います。もちろん、これらの訓練も体験することで実に多くのことが学べますし、とっさの行動に生きることが多々あります。

 が、わざわざお休みを使って防災訓練を家族のレジャーに取り入れることは考えにくいですよね(もちろん、各地でレジャーと融合した防災イベントも多く行われていますので、積極的に探してみてください)。なので、既にキャンプのご予定やバーベキューのご予定がある方はもちろん、これから考えるという方も、これを機会にアウトドアデーで防災力を身に付けてしまいましょう!

 私たちがアウトドアをすすめる理由は、大きく6つあります。

次ページから読める内容

  • 非日常で不便な環境が子どもの生きる力を育てる
  • 男の子が言った「そのまま出ていい」の意味
  • 危険なことを楽しく学べるのがアウトドア

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