「やってほしい名もなき“家事・育児”」第1位は、「子どもとの会話」!?

 第5位からの発表です。「え、これがこんな上位に!?」という驚きがあるのではないでしょうか。

第5位 子どもの学校や習い事の宿題の面倒を見る
 「宿題やろうね」「はーい、やります!」なんてスムーズにはいかないのが、子どもの宿題。低学年のうちは、何が宿題なのかさえ知らずに帰宅する子もいるでしょう。まずは、何が宿題なのかを把握し、どんな順番でやれば子どもがモチベーションを維持して取り組めるかまで考える。こうした宿題のマネジメントは、職場のマネジメントにも通じるスキルが必要です! 子どものタイプ別で対処法も変わってくる、奥深く、やりがいのあるタスクをぜひご一緒に。
第4位 子どものプリント類をチェックし、整理する
 ランドセルをのぞいたらぐしゃぐしゃのプリントを発見! 保護者会に行ったら、机の中からかなり前に渡された大切なプリントが――。これは“小学生あるある”。しかも、ちゃんと整理しておかないと、大事なプリントを家で紛失してしまうことも。
 保育園では、送迎時に先生方が口頭で連絡事項を伝えてくれる場合が多いですが、小学校に上がると「プリント」が重要な情報源であることを知って驚く親御さんもいるのでは? 親がしっかりしないと、子どもの忘れ物が増えるばかりです。
第3位 使った道具を、元の位置に片付ける
 「え? こんな簡単なことでいいの?」というものが、第3位に入りました。ということは、「使った道具を、元の位置に片付けない」パパ(ママ)が意外と多いようです。確かに、急いで朝食を作ろうとしているときに、あれ、皮むき器が見つからない。「今日、この子、熱があるかも」と思ったのに、体温計がいつもの場所にない。連絡ノートを書きたいのに、愛用のペンが無い――。思い当たる節がありませんか? 使った道具は、元の位置に片付ける習慣を。
第2位 保育園や学校の保護者会に出たり、PTA活動に参加したりする
 最近の保育園では、ママとパパが2人で保護者会に出席するケースも増えていますが、小学校の保護者会やPTA活動はまだママ一人の参加がメジャーという場合が多いのでは? パパが「おやじの会」などで積極的に活動しているところもあります。大事な子どもの生活の場だからこそ、夫婦でしっかり参加したいところです。
第1位 子どもと会話する(仕事しながら、スマホを見ながらなどは含まない)
 裏を返すと「子どもとあまり会話をしない」パパ(ママ)がたくさんいる、ということです。子どもとコミュニケーションしなければ、子どもを理解することは不可能です。悩み事を抱えていても、その日に嬉しいことがあっても、知ることはできません。そして、それについて、ママ(パパ)が心を痛めていること、心躍らせていることも知り得ないでしょう。「今の、お子さんの最大の関心事は何か知っていますか?」。この質問に対して自信を持って答えられなかったら、今日、お子さんに声を掛けてあげてください。

 ここまでは「やってほしい『名もなき家事・育児』トップ10」を発表してきましたが、それ以外では、ママ(パパ)が相手にどのような項目を「やってほしい」と思っているか、グラフでご紹介します。

パートナーにやってほしい「名もなき家事・育児」第1位は「子どもと会話する」だった
パートナーにやってほしい「名もなき家事・育児」第1位は「子どもと会話する」だった