記者F 編集者F:子どもは小学校1年生と小学校6年生の2人
[1]出社時は10:00~17:00まで勤務
[2]終日在宅勤務の日は8:30~18:00ごろ勤務。途中、子どもの習い事送迎で1時間半ほど不就業となる。出社日は出勤前の6:00~9:00と帰宅後の20:00~23:00の時間帯に仕事をすることも

 取材で出かけることもありますが、私、編集Fがテレワークをする日は、基本的に原稿執筆や企画案作成など集中して行いたい仕事の日にあてています。

 自宅でする場合、作業環境は、リビングの隅に置いた古いダイニングテーブル。奥行きが80cmあるので、会社支給のPCと私用PCを縦に2台並べています。近くに小型の複合機も置いています。

 紙の資料が多いため、机の上には進行中の企画やマニュアルなどのファイルボックスも。整理が追い付かず、古い資料が置きっぱなしになっていたり、次の企画研究のための書籍、いただいた名刺(未整理)、学校のプリントや生協のカタログ、公文のプリントも置きっぱなしになっていて、机の上はちょっとしたカオス。しかも、上には洗濯物がぶら下がっている……。

 要するに、ワークスペースというよりも、完全なママコーナーです。便利なのですが、集中が途切れることもしばしば。そんなママテレワーカーの日々の悩みをピックアップしてみたいと思います。

学校のプリントがきっかけでテレビ視聴。10分ロス

 子どもが学校に出かけると、さぁワークタイム。PCが立ち上がるのを待っている間、つい昨日子どもが置いたプリントを手に取ってしまう。土曜日に行われるお祭りが気になり、天気予報をチェックしたくなる。くるっと振り返るとテレビがあるので、リモコンでポチッ。そのままワイドショーをザッピングでハッと気づくと10分経過。PCはとっくにスリープモードに移行していた。

近所の音が気になる! 2軒隣で工事、犬がワンワン

 やっとエンジンがかかってきた9時過ぎ。お昼までに原稿を書いてしまおうと資料を読み込んでいると、近所の工事現場でパンッ、パンと釘打ち機の音。それにつられたのか、近所の犬数頭がワンワンと大合唱。編集部ならこうした生活騒音は聞こえないのになぁと思いながら、気が散って、内容が頭に入らない。

コーヒーを淹れるついでに、つい夕飯の下ごしらえに着手

 11時50分。原稿完成まであと一息。ふっと気が緩み、コーヒーを淹れに席を立ってしまう。ここまでは編集部に出社してもよくある行動。だが、台所に行った際にうっかり冷蔵庫を開けてしまい、うっかり解凍中の鶏肉が目に入る。「コレ、今のうちに下味付けておくと夕方ラクかも」と思って、つい作業をしてしまう。またまた10分ロス。PC前に戻るが、「肉のにおいが気になる」と手を洗いに席を立ってしまった。お昼までに記事の投稿まで終わらせたかったのに、もう12時だ!

「仕事してます」アピール。不安からのプレッシャー!?

 すぐに原稿に戻ればよいのに、ここでついメールチェックをしてしまう。朝イチで、それまでに来ているメールには応対しているので、急ぎのものはない。しかし「出社していない→仕事していないと思われているかも!?」の不安感から即応対。「Fもちゃんと働いていますから!」のアピールを込めているかも。あの企画、この問い合わせ、と色々な方向に頭を使っている間に、すっかり原稿モードが失われてしまった。

コミュニケーションは不安なし 出勤日とのバランスが大切かも

 続いて、進行中の特集の方向性や進捗についてデスクや共同担当者へメール。現在の職場に関してはメールのレスポンスもスムーズで、不安なことは出勤日に確認しているので、コミュニケーション不足は感じない。ただ、仕事柄、会話を交わさずに過ごしてしまうこともあるので、編集部に行く日には、なるべく話をするように心がけている