3人のお子さんといつもポジティブに向き合い、ベストセラーとなった『ポジティブの教科書』や、その子育て版と言えるポジティブな子育て本『怒らない子育て』を出版している書道家の武田双雲さん。2019年の今年は、その年の最も素敵な父親に送られる「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を受賞しました。

今回のテーマは「怒ってしまった後の対処法」です。怒らない子育ての本を出版している武田さんでさえ、つい怒ってしまうことがあるそうです。人間だからしょうがないけれど、怒ってしまっても親子の信頼関係を壊さないようにするための秘訣をお伺いします。

怒ってしまったら、こっちも腹の中を見せる

日経DUAL編集部(以下、――) これまで、怒らないでポジティブに子育てをするためのアドバイスをお伺いしてきましたが、それでもやはり、怒ってしまうことがあるものです。ついつい怒ってしまったとき、どうするのがいいのでしょうか?

武田双雲さん(以下、武田) 親って、子どもに対して弱みを見せまいとしてしまいますが、怒ってしまった後は、こっちも弱みを見せてあげるのがいいと思います。怒るというのは“威圧”じゃないですか。怒った相手を思い通りに動かそう、あるいはコントロールしようとする行為です。

 だから、怒ってしまった後はその逆のことをする。怒ってしまった理由を言うんです。「実はママ、今体調が悪かったんだ」とか、「あなたが心配でしょうがないんだ」「ママって心配性なんだ」などなど……。言い訳じゃないけれど、腹の中を見せるようにするといいんじゃないでしょうか。

―― ママやパパだって時にはちょっと機嫌が悪いときもあって、ついつい怒っちゃうこともあるんだよ、ごめんね、と伝えるようにするということでしょうか?

武田 親が忙しいとか体調が良くないとか、自分の頭のメモリに余裕がないとか、何でもいいんですけれど、つい怒ってしまった理由を伝える。怒ってしまった時のシチュエーションにもよるので一概には言えませんが、とにかく、心配性でといったことを伝えるだけでもいいのではないかと思います。やはり人間ですから、怒ってしまうのはしょうがないことですから。

次ページから読める内容

  • 子どもは怒られた事実しか覚えていない
  • 怒りをタブー視しすぎると、大爆発してしまう
  • 親子の信頼関係を保ち続けるためにできること
  • 親だって実は大した人間じゃないんだということをさらけ出したほうがいい

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