世界的なリーダーを数多く輩出し、「その革新性、創造性、リーダーシップが、いかにして養われてきたのか?」ということが注目されているモンテッソーリ教育。リンクトイン日本代表の村上臣さんは、息子さんを1歳半から就学前まで、モンテッソーリ教育のプライベートスクールに通わせており「モンテッソーリ教育を受けさせたことは正解だった」と語ります。今回はそんな村上さんに、親目線で見た魅力について教えてもらいました。

【リンクトイン日本代表・村上臣「わたしの子育て論」】
(1)リンクトイン日本代表 息子へのスマホ貸与契約書
(2)日本と海外のプログラミング教育はここが違う!
(3)子どもを“ダシ”にすると、育児はもっと楽しくなる
(4)僕がモンテッソーリ教育を選んだ理由←今回はココ
(5)妻に子どもへの「興味」まで丸投げしていないか?

「本質的な教育とは何か?」を夫婦で話し合った

 IT業界で働いている人であれば、子育て経験の有無にかかわらず「モンテッソーリ教育」というワードを、聞いたことがあるかもしれません。Googleの創業者であるラリー・ページとセルゲイ・ブリンは、共にモンテッソーリ教育の出身者ですし、Amazon創業者のジェフ・ベゾス、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグなど、そうそうたる顔ぶれがモンテッソーリ教育を受け、その後、世の中に大きなインパクトを与えました。なかでも前述のラリー・ページとセルゲイ・ブリンは、成功の秘訣を聞かれると必ずモンテッソーリ教育について触れるなど、その教育法を高く評価しています。

 私も以前から、名前だけは耳にしていましたが、本格的に興味を持ち始めたのは、息子が幼稚園に上がる少し前でした。「本質的な教育とは何か?」ということを夫婦で話し合った結果、子どものニーズや学習ペースを尊重して、一人ひとりの個性を最大限発揮できるようサポートする「モンテッソーリ」と「シュタイナー」の2つが選択肢として挙がりました。

 結局、息子は自宅近くでモンテッソーリ教育を提供するプライベートスクールに通うことになりましたが、そこが認可園ではないのは、本来のモンテッソーリ教育を忠実に実践するには、認可園のカリキュラムに沿っていては難しかったからです。そのスクールでは認可がとれなくても、教えを忠実に実践していこうと、プライベートスクールというスタイルがとられていたんですね。

 結論から言うと、モンテッソーリのスクールに通わせたことは正解だったと思います。

リンクトイン日本代表の村上臣さん
リンクトイン日本代表の村上臣さん