集団生活を送る中で身に付けられる非認知スキル

非認知スキル

・ものごとを最後までやり遂げて、うれしかったことがある。
・難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している。
・自分には、よいところがあると思う。
・友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意だ。
・友達と話し合うとき、友達の話や意見を最後まで聞くことができる。
・友達と話し合うとき、友達の考えを受け止めて、自分の考えを持つことができる。
・学級会などの話し合いの活動で、自分とは異なる意見や少数意見のよさを生かしたり、折り合いをつけたりして話し合い、意見をまとめている。
・学級みんなで協力して何かをやり遂げ、うれしかったことがある。

 特に「友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意だ」「友達と話し合うとき、友達の話や意見を最後まで聞くことができる」「友達と話し合うとき、友達の考えを受け止めて、自分の考えを持つことができる」「学級会などの話合いの活動で、自分とは異なる意見や少数意見のよさを生かしたり、折り合いをつけたりして話し合い、意見をまとめている」「学級みんなで協力して何かをやり遂げ、うれしかったことがある」といったスキルは、集団生活を送る中で身に付けられることでしょう。またこれらは、コミュニケーション教育に取り入れられている、演劇で身に付けられることばかりでもあります。

 保育園や幼稚園でも、子ども同士でトイレの使い方を教え合ったり、折り紙の折り方を教え合ったり、音楽会などの発表会で楽器を決めるときに話し合ったり、遊びのルールを作ったりする場面は数多く見られます。幼少期にこうした経験を繰り返すことで、非認知スキルは確実に高まります。そして非認知スキルが高ければ、知識や技能を得やすくなるということは、「平成29年度全国学力・学習状況調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」にある通りです。