「どうやって家事を消すか」を考え続ける

マキタのコードレス掃除機はサイクロンユニットを使うと目詰まりしにくく、便利さが増した(小沢さん)
マキタのコードレス掃除機はサイクロンユニットを使うと目詰まりしにくく、便利さが増した(小沢さん)

―― 反対に、小沢さんが苦手な家事は何でしょう?

小沢 片付けや整理整頓が全くダメ。拭いたり、掃いたりの掃除はできますが、片付けとなると本当に分からなくなる。整理整頓に通じる、「出かける支度」なんかもすごく苦手。財布がない、鍵がないとバタバタするので、スマートタグは必須です。一方の妹尾は、僕よりは得意なので、基本、片付けは任せています。具体的に指示をもらえれば手伝います。

 その他の家事は、日々の状況に応じて、もありますよね。お互いの仕事の状況や量も見えるので、その都度負担のないほうがやります。この間僕の仕事がかなり詰まっていたとき、妹尾が料理をするという家族の異常事態がありました(笑)。

ケルヒャーの「窓用バキュームクリーナー」。「簡単に、窓が透き通るようなピカピカになる」(小沢さん)
ケルヒャーの「窓用バキュームクリーナー」。「簡単に、窓が透き通るようなピカピカになる」(小沢さん)

―― 個々の資質や、時々の状況に応じたタスク分担、いいですね!

小沢 多少なりとも興味が強いほうが、その家事をメインでやるとお互いのストレスが少ないですよね。これも決めたわけではありませんが、食事や日用品に関わる買い物をするのは、だいたい僕です。片付けは妹尾だけど、掃除機は僕がかけることが多いかな。僕のほうが、家電とかスペック見るのが好きだから、好みの家電を選んでます。掃除機はルンバとマキタのコードレス。マキタはサイクロンユニットでさらに便利になりました。最近買って面白かったのは、ケルヒャーの「窓用バキュームクリーナー」ですね。洗濯は、洗濯機にタイマーをかけて、翌朝干すのが妹尾ですね。ただ、洗濯物はあんまり畳みません。

―― 洗濯物は畳まない?

小沢 乾いて取り込んだ後はごそっと置いておき、そこから取って着ます。仕事柄、外出が少ないし、シワになるような服はそもそもあんまり着ない。出かけるときにシワが気になれば、そのときアイロンをかけます。最近は、取り込んだ洗濯物を入れておく、家族それぞれのカゴを4人分買いました。

―― 家族それぞれのカゴに、洗濯物を取り込む!

小沢 カゴからそれぞれが出して着ればいい。取り込んだ後は、小5と小2の娘も自己責任。カゴの見た目が、インテリア的にも許せるものをアマゾンで買いました。

―― 家事の夫婦間における分担比率は、5:5に近いですか?

小沢 何をもって5:5と考えるかが難しいですよね。時間なのか、量なのか。一番やっちゃいけないのが、お互いに「あいつのほうが楽している、ずるい」みたいな「妬み」を平等にするやり方ですね。ここには出口がない。僕は「効果」を一番意識しています。

―― 「効果」を意識、ですか。

小沢 「掃除機を毎日かける」という課題があったとします。そこでルンバを買った。「毎日掃除機をかける」という家事自体を、ルンバが肩代わりしたわけですよね。すると、掃除機を担当していた側の負担は減ります。そういった「どこまで家事を減らせるか」「どうやって家事を消すか」を思いついたら、どんどんやるようにしています。

―― 「消した家事」はどんなものですか。