個性的なファッションや明るく奔放な発言で愛されるタレント、りゅうちぇるさん。恋人のぺこさんと共に注目されて2016年に結婚。今年7月には、2人の赤ちゃん「リンクくん」が誕生しました! 22歳にしてパパとなったりゅうちぇるさん。この連載では、「自分らしさを貫くこと」を大事にしてきたりゅうちぇるさんらしい感性で、子育てや家族、夫婦関係など語っていただきます。

 リンクくんはもうすぐ生後4カ月(※7月11日生まれ)。今回は、育休中のぺこさんと、りゅうちぇるさんの毎日の一部始終を語ってもらいました。高校生のときからスマホを使いこなしていたりゅうちぇるさんは、育児に必要な情報や気になることは、複数ダウンロードした子育てアプリやYouTubeですぐにリサーチ。収集した多くの情報を「夫婦で共有して、話をして、選んで、実践」と繰り返すうちに、自分たちに合った子育てのカタチがカスタマイズできるようになるといいます。情報感度の高い20代前半の子育て。新鮮に感じる方は多いのでは。

赤ちゃんを寝かしつけながらも夫婦でおしゃべり

 リンクが生まれる前まで、子どもは好きなほうではなかったんです。

 5人の兄弟姉妹の末っ子で兄や姉たちに甘やかされて育ったこともあり、どう接していいか分からなくて。目線を下げることが下手で、例えば、子どもが僕の手をパチンと叩いてきたら、「ちょっとなんで叩くのよ?」と対等にケンカしてしまう。そんな感覚です(苦笑い)。

 (妻の)ぺこりんも末っ子でどうなるかと思いましたが、いざ自分の子どもがこの世界に生まれてきてくれたら、想像をはるかに上回るかわいさです。昨日できなかったことが今日できるようになるような、成長が目に見える毎日。愛おしさは、日々増しています。

 日中のリンクは、育休中のぺこりんに任せています。仕事に行く僕は、ロケで朝5時ごろ出かけることもありますが、だいたい8時から9時ごろに家を出て、夜20時、21時までに帰宅。起きているリンクに会えます。

 帰宅したら、とにかくぺこりんから話を聞きます。「リンクとどんな感じだったの?」と。ぺこりんの話から分かることがたくさんある。リンクがぐずってずっと抱っこしていたよとの話なら、「それじゃ、ぺこりんがごはんをちゃんと食べられてないじゃん!」と自然と料理しますよね。

 家の状態も見渡します。洗濯物はリンクと僕たちで洗剤を変えているので、洗濯かごを分けているんですね。2つのかごがいっぱいになって、気づいたほうが洗濯機を回しますが、かごの状態がたまったままなら「リンクがよく泣いたんだな」と想像がつく。洗濯機を自分で回します。

 洗濯機が動く音を聞いたぺこりんは、「やってくれたんだ! ありがとう」という一言を欠かしません。相手のしてくれていたこと、していることにお互い敏感に気づき合い言葉にすることは、同棲していたときから変わっていません。

 ありがとうも、こうしてほしいも、ツラいも、悲しいも、察することなんてできない。その日にあったあれこれはもちろん、会話の時間は産後も減っていません。リンクはお腹にいたときからおしゃべりを聞いているから、僕たちの声に安心する。寝かしつけをしながらも、二人でおしゃべりしています。

「帰宅したら、とにかくぺこりんから話を聞きます。『リンクとどんな感じだったの?』と」(りゅうちぇるさん)
「帰宅したら、とにかくぺこりんから話を聞きます。『リンクとどんな感じだったの?』と」(りゅうちぇるさん)