ぐずったときは、その対処に最適なほうが抱っこしてあやす

 ハッピーで大らかに子育てしているぺこりんをそのまま投影するかのように、リンクはとっても大らかな性格。外面が良く、外出先や家に友達が遊びに来てくれたら、終始笑顔でご機嫌です。

 ただしそれは「ぶりっこ」。家族だけになった途端に「オギャー!!!」と発散します(笑)。ストレスを僕らの前でしか出さない。そんな個性が少しずつ見えてきたので、心の準備ができるようになりました。お出かけしても、帰ったらぐずるだろうと覚悟していると、体当たりにならずに余裕をもって向き合えます。

 僕とぺこりんがいて泣いたときは、ぐずり方の感じを見て、その対処に最適なほうがします。僕は「横(に寝かせて)抱っこ」が得意で、ぺこりんは「縦抱っこ」が得意。

 「このイライラモードは、まず縦抱っこで土台を作ったほうがいいね」
 「そうだね、縦に抱いて落ち着いたら、横にしてスヤスヤモードに切り替えよう!」

 こんな風に(笑)。疲れてきたら交替しながら、協力しています。

 僕は横抱っこをして腕の中で眠らせ、そのままベッドに移すのもうまいんですよ。抱っこしていたらよく眠れているけれど、お布団に移動させたら起きて泣いちゃうのは、「赤ちゃんあるある」ですよね。これね、コツがあって! 姪っ子と甥っ子の面倒を見ていた中2のときに体得しました。

 静かに抱っこしたまま、そーっと赤ちゃんをベッドに移す。これだと、だいたい目が覚めてしまいます。眠った赤ちゃんを抱っこしながら、背中やオシリのあたりを手のひらでトントントントンとけっこう強めに叩き続けるんです。そして、叩く手を止めずにベッドに寝かせる。

 すると目覚めない! 赤ちゃんの感覚として、抱っこで寝ているときも振動を受けているから慣れていて、ベッドに場所を移されるときの振動やベッドのクッションの変化が気にならないのです。

 親になる前に赤ちゃんと過ごした経験があったことは良かったですが、そうはいっても親になるのは初めてのこと。何も分からないし、不安だしこわい。

 何か気になり、分からないことがあれば、何もかもスマホで調べます。

 妊娠中から、妊娠・子育てアプリを複数登録していました。妊娠中から今もお世話になっているアプリは、妊娠中向けの「ninaru」と、出産後から乳児期向けの「ninaru -baby-」です。