ぼくたちは、とあるインターナショナルスクールに3歳から通わせることを考えています。リンクの性格を鑑みた上でぺこりんと話し合い、「自分の意思や意見をきっちり言う」ことを重視する、協調性より、自主性や独創性を養える学校をいくつか探しました。

 1歳のうちに決めるのは気が早すぎます?(笑)

 リンクが生まれる前や生まれて間もないころは、子ども自身の意思がはっきりしない小学生までは、家の近くの公立小学校に通わせようと話をしていました。いろんな家庭の子と過ごして、いろんな世界を知ってほしいという理由です。中学校からは自分の意思で決めればいいとぼんやり考えていました。

 でも、0歳にしてすでに「自分は自分」と泰然としているリンクと接するうちに、考えが変わってきたんです。

 わが子の特性や性格に合わせて、その子にとっての環境の良しあしがあるんじゃないかなって。リンクのマイペースさを矯正しない環境を、用意してあげられるんじゃないかと思い至りました。

子ども自身が自分を愛せるようになるために親ができること

 親が子どもにすべきことは、子ども自身が自分を愛せるようにしていくこと。自分を自分で好きになることを一番に考えています。

 それをリンクの性格で考えたとき、個性を大切にしてくれる環境が合っていると思いました。だから最初は、3~4歳で自分たちが環境をつくります。

 用意した環境に対して、年齢を重ねたリンク自身が「違う!」「こういう学校に行きたい!」と道を変えたいなら、そのとき選べばいい。むしろ、自分の意思で道を決め、伝えられる子どもにするために、最初はあえてレールを敷きます。

 協調性がないことで、ぼくもぺこりんも学校で排除の対象にされがちでした。学生時代は「みんなと違うこと」がコンプレックスでした。

 でも、社会に出れば、「協調性のなさ」や人と違うことが「個性」になって武器になります。ぼくもぺこりんも、人と違うことで、自分の仕事や人生が花開きました。ぼくらが抱えていたコンプレックスは、学校や社会が生み出しただけのもので、劣等感を抱く必要なんてなかったんですよね。

 わが子の素晴らしいところを最大に生かせるような環境を用意してあげることだけは、親ができることだと思うんです。

取材・構成/平山ゆりの バナー撮影/加藤 康 インタビュー撮影/坂齋清