子どもにイライラしちゃうのは自分の“できた経験”に重ねているから

 僕もリンクの行動で「あ!」と気になることがあっても、それが大人の都合によるところだと思ったら口を挟まないようにしています。リンクには自分の世界で遊ばせてあげたいから。

 こういった子どもとの距離感が、僕とぺこりんは似ているんだと思います。僕たちは、子どものころから今もすごくわがまま。だから、子どもの「イヤッ!」という気持ちがめっちゃくちゃ分かるんです。

 子どもの好き勝手な行為にイライラしちゃう、なんて話をほかのママから聞くことがあります。それって、みなさんが「デキる」人生だったからじゃないですかね?「どうして、こんなことやっちゃうの?」「なぜ、うまくいかないの?」という “出来た経験”に重ねているから。自分はできたのに、が入っちゃっている。

 一方で、僕とぺこりんは「なんでできないの?」「みんなができることなのに…」などと言われて育ってきました。子どもの発する「イヤッ!」に対しても、「分かるわぁ。なんかイヤなんだよねぇ」と子どもの頃の自分の目線で接していることも多い気がします。

 子どもと子どものいる世界を尊重する。大事なことですよね。

 ぺこりんの“尊重”する気持ちはすごいですよ。ウンチをしたからとおむつを替える際に僕が「臭い!」と言ったら、「そんな風に言わんといて! リンクが聞いてるよ!」「リンクがどんな気持ちになると思うのよ!」と叱られました。「アンタのほうが臭いわ!」と一言つけて(笑)。

パパになって10カ月。「気負わなくていい」と分かった

 リンクは日々、表情も感情も増えていっています。成長を見るのは純粋にうれしい。うれしいがどんどん増えていく幸せのおかげで、子育ての考え方も変化することが出てきました。

 ぺこりんが妊娠中やリンクが生まれてすぐの頃は、パパとしてこういうことを教えよう、大人としてわが子にこういうことを授けなきゃ、と力が入り過ぎていたところがありました。がんばろうという覚悟でもあったんですが、子どもと生活するうちに、「あれ?なんか違う」と感じるようになりました。

 息子を連れて、地域の「子育て支援センター」に行くようになったんですよ。