ぼくじゃなくて、向き合うべきは自分のパートナー

 ぼくに吐露してくれた不満に対して、「なぜ、そういう状況になっているのか」「そうならないために、自分ができることはないのか」と省みましたか? と思っちゃうんですよね。相手を変えることはできないけれど、自分が変わることで、相手がそれに影響されて変化することはあります

 そして、不満があるなら、その根源である自分の夫に伝えている? 伝えてないでしょう、とも…。

 誤解を恐れずに言うと、「夫が○○もしない、△△もしない」って、でもそうしているのは、妻の側に原因があることもゼロではないと思うんです。2人という関係性において、どちらかに100%非があることはめったにないですよね。

 「私のこと分かってよ! 察してよ!」は無理です。何も言わずに心中を察することなんてできません。

 不満を本人に伝えることはしないで、どんどん腹を立てて、自分の中にためてためて、相手にあきれて、一方通行で嫌いになっている人たちのケースをたくさん知っています。せっかく縁あって家族になったのに、もったいない。

 「伝えてもどうせ分かってもらえない」という諦めは、最終的に自分の首を絞めることになります。

 一番分かってほしい相手に、伝えてください。そして、妻から伝えられた夫は、ひとまず受け止めてください。面倒だし手間がかかるけれども、丁寧にコミュニケーションをしていくしかないと思うんです。

 ぼくとぺこりんも、お互いに余裕がなくなり、すれ違って険悪になることはあります。ただ、「しっかりコミュニケーションを取ることが大事」という認識はあるから、気をつけ合っています。2人ともすごくおしゃべりだし、たわいもないおしゃべりをいつもしています。

 今は、写真や動画を共有するアプリがたくさんありますよね。仕事の合間に、日々の子どもの情報を夫婦間でやり取りし合うだけで、関係性はずいぶん変わりますよ!

取材・文/平山ゆりの 写真/坂齋清