子どものとき、親の思うようにうまくできなかったことってありましたよね。そこで親から「考えたら分かるじゃん!」といったことを言われて、一瞬でやる気がなくなった経験はありませんか? ぼくはあります(笑)。ママからのあきれた一言は、あれに近い破壊力があると思うんです。

 落ち着いて一言説明してくれれば、「そうなんだね」と気持ちよくやれます。「夫の視点や立場に、自分の身を置いてみる」のは大事です。

 ぺこりんは付き合っているときからずっと、ぼくの立場で言動ができる人です。そうすることが、すべて自分のためになること、ぼくたちが仲良くいられて、家族と自分の幸せにつながることをしっかり分かってくれているようにも思います。

自分が帰ることを喜んでくれる人がいて純粋にうれしい

 ぼくのインスタグラムへ、見知らぬママさんからダイレクトメッセージが届くことが時々あるんです。

 内容は、「うちのダンナは、○○もしてくれないし、△△もしないし、××もしないし□□もしない。お金を稼いでくるだけの人。りゅうちぇるを見習ってほしい」とご自身の夫をこき下ろして、ぼくを上げてくれるものが多い(苦笑)。

 ぼくのことを「いいパパ」と言ってくださる方がいて光栄なんですが、そうだとしたら、それは日々のぺこりんの言動や姿勢がぼくをそうしてくれています

 ぺこりんは、「今、仕事終わったよ」とLINEをしたら、必ず「おつかれさま」とハートの絵文字つきで返してくれます。「あなたを待ってたんだよ」のニュアンスは「おつかれさま」の一言とハートマークで伝わってきます。

 自分が帰ることを喜んでくれる人がいるという純粋なうれしさ。そんな返事を見たら家に帰るのが本当に楽しみになるし、早く会いたくなります。自分も家族の一員なんだ、必要とされているんだとの実感から、もっと子育てもしたいしがんばろうとも思います。