多くのママたちは、パパよりも育児の責任を大きく担いがちで大変だと思います。ただ、ぼくもパパなので、パパたちの立場もよく分かる部分があります。

 ママたちには、「パパのほうが、わが子に対して得ている情報が圧倒的に少ない。その大前提をご理解いただいていますでしょうか?」と聞いてみたい(恐る恐る、笑)。

 育児に積極的ではないパパを、ひとくくりにして責める記事はたくさんありますよね。

 日本の多くの家庭ではまだ、お母さんのほうが子どもと一緒にいる時間が長い。パパよりもママのほうがやることや責任が増えがちな分、わが子に対して知っていることも、できることも多くなります。

 そんな前提がどうしてもある中で、ママは目の前の事柄に焦点を当て、「夫婦対等」のモノサシで、パパが自分と同じレベルでできないことにイラつく、なじる、きつく当たることをしていませんか?

「夫の立場に自分を置いてみる」が自分の幸せにつながる

 自分よりも育児スキルが低くて情報が少ないと、「子どもや育児のことを考えていない」と思ってしまうのも分からなくはないのですが、ちょっと感情的だなと思います。

 ママにはそう見えるだけであって、違う観点から子どものことを考えているかもしれないし、ママの育児が完璧でパパの入るスキがないのかもしれない。自分が入ったところで時間が多くかかって文句を言われるからやらない、というパパもいるかもしれません。

 だから、パパが今知ったわが子の情報がママにとってはずいぶん前に更新されていた内容だったとしても、「そんなことも知らないの?」などとあきれた態度を取らないでほしいんです!