恋人のぺこさんと共に注目されて2016年に結婚した、りゅうちぇるさん。昨年7月には第一子となる「リンクくん」が誕生しました! この連載では、「自分らしさを貫くこと」を大事にしてきたりゅうちぇるさんらしい感性で、子育てや家族、夫婦関係などを語っていただきます。

リンクくんは現在7カ月。今回は、子どもが生まれて変わった働き方について。親世代の育てのいいところは取り入れる柔軟さも、垣間見えました。

 リンクが生まれたことで、働き方を変えました。日中リンクと過ごしているのは、(妻の)ぺこりん。僕はいませんが、北海道や沖縄、鹿児島など遠方での仕事の場合も泊まらずに、なるべく日帰りにするように調整しています。

 マネジャーさんが仕事のスケジュールを組んでくれるわけですが、リンクの健診や予防接種、お食い初め、初節句など子どものイベントで休みたい日は、仕事を入れないように前もって希望を伝えています。アルバイトのシフト制みたいでしょう(笑)。

 二人だけの生活だったころは、「仕事が入らなければ休み」という形で特に要望は出していませんでしたが、意識が変わりましたね。

僕とぺこりんに、性別で役割を当てはめるのは似合わない

 SNSやブログの発信は、自宅に持ち帰らずに、休憩時間や仕事と仕事の合間にするようにも変えました。帰ってからは、育児はもちろん、日中に手が回らなかった家事がありますからね。

 ぺこりんはもともと食への興味が薄いので、自分の食事を後回しにすることが多いんです。「今日のお昼は何食べたの?」と聞いて、いい加減な食事しかしていないと分かったら作ることもします。母乳にもいいリゾットはよく作りますね。

 ぺこりんに休んでもらわないとママがつぶれてしまう。僕が帰ってきてやっと、ぺこりんは休めるんですよね。

 今は、僕が外で仕事をして、ぺこりんが育児休暇をいただいています。パパだから、ママだからといった性別の役割分担意識でそうしているわけではありません。

 小学生のころから、「女の子だから家庭科が上手」「男の子だから体育が好き」などの性別の枠にはめられるのが苦手でした。僕は体育が嫌いで音楽のほうが好きだったし、かわいいものが大好きでしたからね。「〇歳までに結婚したほうがいい」とか固定観念も好きじゃありません。

 だから育児だって家事だって、母親が一人で大幅に担うべき、なんて一切思いません。男と女、パパとママではなくて、「僕とぺこりん」。個人と個人で考えたとき、僕らに性別による分担って似合わない。補い合いながら二人でやったほうが楽しいし、幸せなんですよね。

「僕らに性別による分担は似合わない」と語る、りゅうちぇるさん
「僕らに性別による分担は似合わない」と語る、りゅうちぇるさん