母と子どもだけの時間が長くなり過ぎないよう意識的に対策

 ぺこりんは、「想像していたより、子育てって大変じゃない♪」と妊娠中からハッピーなんですね。妊娠中はつわりもなく、産後も母乳はたっぷり出たし体質による幸運もあります。

 毎日楽しそうに子育てをしていて、「リンクの母親にさせてくれてありがとう♡」と僕にも言ってくれます。昔からおおらかでどっしりした性格なんですよ。

 とはいえ、ママと子どもが二人きりの時間が長くならない環境づくりは考えています。

 朝から晩まで1日みっちりロケの仕事があるときは、大阪に住むお義母さんに上京してもらいます。だいたい週の始まる何日か前にスケジュールが確定するので二人で相談しつつ、お義母さんに泊まってもらう。

 お義母さんが家に居てくれると、仕事で長い時間家を離れていても安心。付き合っていたときからお義母さんとはよく会っていたし、一つ屋根の下に寝泊まりするのも違和感がありません。親にはかなり甘えていますね。

 子育てって、周囲の環境やバックアップ体制がとても大事。ママがどれだけハッピーでいられるか。リンクにも、ハッピーなママに育てられてほしい。

 ママの心のありようが、そのまま赤ちゃんの感情と重なるとは、日々そばで見ていて感じます。

 この間、ぺこりんがリンクを喜ばせようとあやしながら抱っこしていたんです。キャッキャと笑った拍子にリンクの顔が肩に当たって、慌てたぺこりんは不安そうに「キャッ、大丈夫?」と高音で呼びかけました。

 リンクは泣きました。ママの肩にぶつけた痛さではなくて、ママの甲高い不安な声に呼応したんです。

 どんなに幸せに子育てしていても、母親が動揺するようなことは起こります。そんなときに、子どもと母親が二人きりだとさらに追い込まれますよね。