特集ではここまで貯蓄2000万円以上のDUAL読者や2000万円貯蓄ママに、実際にどのように貯蓄を増やしてきたのかを聞き、その中で夫婦間でしっかりお金の話ができていることが分かってきました。

 とはいえ共働き家庭ではそれぞれ収入があるからこそ「別財布」が可能になり、「そこはプライバシー」と言って開示し合わないケースも少なくありません。この「別財布」問題を含め、夫婦間の「お金の話」はどこまでできていればよいのでしょうか。最終的にはいくら貯めればいいのでしょうか。

 ここからは3人のファイナンシャルプランナー(以下、FP)に「貯蓄ベタ家計の立て直し方」や「貯めコツ」を指南してもらいます。まずは「貯蓄ベタ家計」の特徴から見ていきます。

【私たち、こうして2000万円貯めました!】
(1) 読者25%が2000万貯蓄 年150万以上も36%
(2) “2000万円貯蓄済み読者”の貯めワザ公開!
(3) 家族旅行好き2000万貯蓄ママ 子2人高校も公立
(4) 夫婦のお金は一括管理しなくてもOK カギは教育費 ←今回はココ
(5) 保育園時代は貯めどきではない?保険の見直しも重要
(6) 貯蓄だけではもったいない FP直伝お金の増やし方

わが家は貯蓄ベタ家計?

 日経DUALで行ったアンケート調査によれば、貯蓄が100万円未満というDUAL読者世帯は2.4%と少なく、約900万円未満の世帯が37.2%、約900万~2000万円未満の世帯が25.8%。「家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成29年(2017年)平均結果-(二人以上の世帯)」(総務省統計局)によると、40歳未満の世帯の貯蓄額の平均は約602万円、40~49歳が1074万円なので、決して少ないほうではないものの、なかなか貯蓄が増えないことに頭を悩ませている世帯は多いようです。

 そこで日ごろから様々な相談を受けるFPお三方にまず聞いたのは、貯めることができていない、貯蓄が増えない「貯蓄ベタ家計」の特徴です。

 「支出のコントロールをしない家計ですね」と即答したのは生活デザイン株式会社代表の藤川 太さん。典型的なのは“余った分だけ貯蓄する”タイプ。その月の給与が振り込まれたらそこから予算を割り振らずにとりあえず使い、余った分だけを貯蓄する。すると残業が多いなどで収入が多かった月は貯蓄できても、足りなかった月は貯金を取り崩すことになりがち。

 また「何に使っているのかが分からない、使っている実態が把握できていないのも特徴」と生活設計塾クルー代表の内藤眞弓さん。加えて「固定費を“出るもの”と考えている」(内藤さん)のも特徴で、余った分を貯める傾向の人に多いといいます。

 実は貯蓄ベタ家計の夫婦は、話し合いができていないそうで、そういうご夫婦は「相談に来ても、“あなたがもっとこうしてよ”とか“使ったお金を教えろよ”、あるいは“あなたが悪いんでしょう”といった具合に、言い方がうまくないケースが多いですね」とマイエフピー代表取締役の横山光昭さん。内藤さんも「そもそも相談に連れてこられた段階で、夫側がそっぽを向いているということもありますから」といいます。

 でも、このまま貯蓄が増えないのはイヤ。わが家も2000万円貯められる家計に変えたい…。そこでここからは貯蓄1000万円以下家計が貯蓄2000万円超えになるための貯めコツを、読者アンケートの回答で挙がっていた10の疑問に回答する形でまとめていきます。

 まずは10の疑問を見ていきましょう。

貯めベタ家計を2000万貯蓄家計へ変える10の疑問

[1]共働き夫婦、目標貯蓄額はどう設定?
[2]家計を把握できない原因は? ザル家計=ダメダメ家計?
[3]夫婦の「財布」は統一すべき? 銀行など金融機関の口座数は絞るべき?
[4]教育費はその時々で変えてはダメ?
[5]貯めどきの「子どもが小さいとき」っていつ?
[6]出費削減計画、どこから手を付ければいい? レジャー費は?
[7]生命保険はいらない?
[8]住宅ローンは繰り上げ返済すべき?
[9]老後の資金はいつ貯めるのが正解?
[10]投資は控えるべき?

 このうち今回は[1]~[4]までの疑問に答えていきます。

<次のページからの内容>

● 貯めベタ家計を2000万貯蓄家計へ変える10の疑問
● 共働き世帯、いくら貯めればいいのか
● 家計を把握できない原因は
● 夫婦の「財布」は統一すべきか
● 教育費はその時々で変えてはダメ?

次ページから読める内容

  • 年収1年分の貯蓄が普通。その2倍を目標額に、まずは1000万円から
  • 家計は事業と一緒。せめて1年に1回決算を
  • 「消費」「浪費」「投資」のボックスで支出管理を
  • 貯め上手な人たちは家計簿をつけていない?
  • 貯まる世帯は透明性が高い
  • 財布の一元化は強要せず、徐々に共有面積を広げていく
  • 口座はどちらの名義でもいいので共有のものを一つ用意
  • 貯蓄は教育プランありき
  • 教育費は子ども一人一人に対し、具体的にプランを立てる

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