『127人が選んだ わたしの好きな育児書』のなかで、小児科医の毛利子来氏は、育児についてこのように語っています。

 核家族での子育ては人類の歴史からみても異様な状態。無理がある。最近の親は育児力がない、母性愛が欠如したなんていう学者がいるけれど、とんでもない。人手のないなかで、よくやっていますよ。(『127人が選んだ わたしの好きな育児書』62~63ページより引用)

 まさに、私も「人手のないなか」で育児をしているので、それを「よくやっていますよ」と認めてもらうことで、気持ちが楽になり、癒やされるようでした

 育児書を読むうえで、この「気持ちが楽になる」というのは、ひとつの大切なポイントではないかと思います。

 その育児書を読んだあと、心の調子が良くなり、気持ち良く子どもと向き合うことができる……。そんな効果のある育児書が、自分にぴったり合っているものではないか、という気がするのです。

 ところで、健康のためには、腸内環境を整えることが重要だという話を聞いたことはないでしょうか。

 胎内にいる赤ちゃんの腸は無菌状態で、母親の産道を通ることによって、そこに生息していた無数の腸内細菌を引き継ぐ、ということが最近の研究で分かったそうです。そこで、腸内細菌は「お母さんからの赤ちゃんへの最初のプレゼント」だなんて言われているのです。

 私は幼いころから、あまり胃腸が強くなく、腸内環境がいいとは言えませんでした。母親からよい「プレゼント」をもらえなかったわけです。

 なので、現在、おなかの調子を整えるため、ぬか漬けや味噌や乳製品といった発酵食品を毎日こまめに食べることを心がけています。自分の腸内に善玉菌が少ない場合、定期的にプロバイオティクスを摂取する必要があるのです。

写真はイメージです
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