●●しないと眠れない、というクセをつけない

Q2.寝かせるときに「何もしない」練習とは?

 こうしたサインに気付いたら、背中をトントンしたり、歌を歌ったりなど、眠気を誘ってあげるのだといいます。

 ただし注意したいのが寝かせ方。森田先生は「昼寝時は難しいのですが」と前置きしながら「授乳して体力がなくてそのまま入眠という新生児期はやむを得ないのですが、少し体力が付いてきて、授乳後も起きていられるようになったら、おっぱいをあげたまま寝かせるといったことは、徐々に控えていくといいと思います」といいます。

 「大人は子どもがベッドや布団に入って、“眠くなるまで”だけを手伝うようにする必要があります。例えば授乳は授乳で完結させて、そのあと寝かせる。あるいは背中をトントンして眠気を誘っても、そのまま抱っこの状態で寝入らせず、必ずベッドや布団に置いてから眠りにつかせるようにします。タイミングが難しいかもしれませんが、寝るときは何もしないようにすると、一人で寝る力が付いてきますよ」

 これはもう少し大きくなってからの寝かしつけにも影響してくるそうで、「トントンしないと眠れない」など●●しないと眠れないというクセが付くことで、子どもが一人で寝る力が育たなくなってしまうというわけです。

 また、「子どもは夜中に目を覚ましてしまったりしますが、その時に無為に相手をしないほうがいいんです」とも。「例えば2カ月の子が夜中にフニャフニャと泣いたとしても、それは単に寝ぼけているだけという可能性もあるんです。大人でいうところのレム睡眠(脳は起きていて体が眠っている睡眠)の状態で、放っておくとそのまままた寝入ることもあります

 夜中に泣いてもあえてすぐに抱き起こさず、少し様子を見るということができるようになると、子どもも親も、ぐっすり眠る時間が増えていくといいます。