良い睡眠習慣を教える3つのポイント

良い睡眠習慣を教える3つのポイント
(1)寝る前のルーティーン(儀式)をつくる
(2)起きたまま布団(ベッド)に寝かせる
(3)泣いてもすぐに反応しない

 上記の「寝る前のルーティーン」は、例えばカーテンを閉めて暗くしたら眠る時間にするなど、子どもが「これをしたら寝る時間」と分かるような儀式をつくることです。これは、多くの人が実践できているかもしれません。

 一方、難しいのが「起きたままベッドや布団に寝かせる」というもの。月齢が低いうちは特に、授乳しながら、あるいは抱っこしながら背中をトントンしたり、歌を歌ったりして、完全に寝てから布団に置く人が多いのではないでしょうか?

 「でもそれだと、“自分で寝る力”が付きにくく、置いてもすぐ泣いてしまう可能性が高まりますし、夜泣きの原因にもなります」と森田先生。

生後3カ月くらいまでは、普通に起きていられるのは1~2時間

 では0~3カ月でできる、「セルフねんねの練習(※)」とは何でしょうか。森田先生は診察時、「お昼寝をちゃんとさせることをお願いしています」と言います。

 「低月齢の子は1度起きた後、落ち着いた精神状態で起きていられる連続の時間は最大でも2時間と言われています。つまりそれを超えてしまうと、眠くて疲れ過ぎてしまう可能性が高いんです」

 3カ月児くらいまでは、ご機嫌にニコニコしていたとしても、1時間、2時間と時間が経つにつれて実は疲れてしまうのです。「疲れたら眠ればいいのですが、低月齢の子は眠るのが上手じゃないんですね。だから眠れなくて、また疲れてしまい、ぐずるようになります」

 つまりさっきまではご機嫌だったからと楽しいことをして笑わせようとしてしまうと逆効果ということ。機嫌が悪くなって寝付けなくなると、それが睡眠不足を招くという悪循環にもつながるわけです。

 「ぐずったり泣いたりする前に、子どもはサインを出しているものです。例えば少し遠くを見るような目をしたり、急におもちゃに興味をなくしたり、ぬいぐるみを与えたら一瞬ニコッとしてもすぐに飽きてハイテンションでイライラしている動きになったり。抱っこしたら胸に顔を押し付けてきたり、顔や耳を引っ張ったり。これらは眠いよというサインです」

※寝かしつけのくせが原因の夜泣きが起こるのは早くて4カ月、通常6カ月以降で、4~6カ月を過ぎて環境を調整しても夜泣きが改善しない場合に「ねんねトレーニング」(●●しないと眠れないというクセを取る方法)を行うため、ここでは3カ月までの自分で寝る力をつける練習を「セルフねんねの練習」としています。