月齢・年齢によって夜泣きは原因が異なる

Q2.夜泣きに月齢・年齢差はある?

 「夜泣きの傾向」に関係してくるのは月齢や年齢。0~3カ月、4カ月~1歳半、1歳半以降で夜泣きの質は変わってくるそうです。

 「3カ月ごろまでは睡眠不足や生活リズム・寝室環境が整っていないことが原因になることがほとんどです。これらを整え、あやし方を工夫することで改善する場合が多いです」

 それが3カ月を過ぎ、4カ月以降になると睡眠サイクルが発達することによる変化が表れるといいます。

 「実は、それまでよく寝ていた子でも、夜中何度も起きるようになったり、お昼寝が短く細切れになってしまったりするなど、この時期に睡眠が乱れることは多々あるんです。多少の乱れの場合は、生活リズムや寝室環境を整えていれば、徐々に落ち着いてくるのですが、この時期に“抱っこしていないと寝付けない”“おっぱいを飲んでいないと寝付けない”などの癖がついてしまうと、睡眠問題を引きずってしまう可能性があります」

 よく、背中にセンサーでも付いているのか、抱っこで寝かしつけてベッドに下ろすと泣いてしまうという話を聞きますが、実はこれは、「ねんねトレーニング」(連載2回目で詳しく紹介)によって改善されるケースが多いと森田先生。

 「4~5カ月以降は、睡眠不足や生活リズム・寝室環境の問題だけでなく、徐々に睡眠と授乳・抱っこの関連付け(癖)の問題が大きくなってきます。こういった癖が原因で夜泣きする場合は、『ねんねトレーニング』を行って癖をとってあげる必要が出てきます」

 さらに1歳半を過ぎて2歳に近付いてくると、徐々に言葉が分かるようになり、子ども自身の主張も強くなって(いわゆるイヤイヤ期も絡んで)睡眠に問題が出てくるケースも。

 「もう一杯水が飲みたい、もう一冊絵本を読んでほしい、などと主張してなかなか寝ないようになってくるかもしれません。ただ言葉が分かるということは、寝るときのルールを言葉で教えたり、シールなどのご褒美を活用した対策をとったりすることができるようになるということでもあります。ただし、暗闇を怖がる、怖い夢をみる、夜驚症などの睡眠障害が出てくるともあります。対応に困った場合は睡眠の専門家に相談することも検討したほうがいいでしょう」