時に迷い、立ち止まりながらも、自分流の働き方や幸せを模索している働くママたち。今回登場するのは、ウェブメディア運営会社に勤めるTさん。全国紙の新聞記者でしたが、ある時記者を辞めて専業主婦に。その後、妊娠・出産を経て子育てをしながら再度働き始めます。そんなTさんのこれまでの道のりと、母としての今について話してもらいました。

(上)キャリアだけが前進ではない 仕事辞めて見えたもの ←今回はココ
(下)母になり再就職 2人目出産がワンオペ見直す機会に

◆今回登場するワーママ:Tさん
年齢:40歳
これまでの仕事:全国紙の新聞記者→専業主婦→ウェブメディア
現職:ウェブメディア運営会社に勤務
住まい:東京都
子ども:6歳の男の子と2歳の女の子

◆働き方に迷った理由
「自分がやりたい仕事」=「自分に向いている仕事」ではないと気づいた

◆「わたし流」の働き方をかなえるためにした選択
選んだもの… 育児と両立できる仕事
諦めたもの… 120%仕事に没頭すること

「頑張っている人を世に出したい」と記者を目指す

 理系の出身で、大学時代は生物学を専攻していました。就職するか、大学院に進学するかを考えるようになった頃、私の興味は生物学そのものよりも、日々研究に打ち込む研究者たちが、博士号を取得した後、安定した正規のポストに就けない「ポスドク問題」や、理系研究の価値が世の中に理解されにくいことへの問題意識に向いていました。「頑張っている人をもっと社会の表に出していきたい」と思うにつれ、父が新聞記者だったこともあり身近に感じてきた記者という職業にピントが合うようになりました。

 希望がかない、卒業後は全国紙の記者として就職しました。最初は地方の支局に赴任し、地元の警察・裁判・教育・行政といった分野を取材するのが通例です。私も最初は香川県に赴任しました。地元の警察回りなど地味な仕事ではありますが、父の記者としての仕事ぶりを見て育っていたので、体力勝負かつ取材の積み重ねの日々に戸惑うことはありませんでした。むしろ人の話を聞くことが好きだった上、体力に自信があった私にとって「この仕事はやっぱり向いていたんだな」という実感さえありました。

写真はイメージです
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次ページから読める内容

  • 相手を裏切るような行為に胸が痛む
  • 記事を書けない編成部へ異動、悔しい思い
  • 「私は記者に向いてない」…退社を決意
  • 専業主婦になって見えた世界

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