時に迷い、立ち止まりながらも、自分流の働き方や幸せを模索している働くママたち。放射線科の医師として働きながら料理研究家の夫と共に2人の男の子を育てるTさん。結婚後夫の目標も自分の人生の第三の目標とし、チームとなって頑張ると決めて以来、家族と歩調を合わせながらも仕事続けてきた。「家族ができてから資格の持つ強みを実感。家族のために自分の仕事が役立つことが何より嬉しい」と話すTさんの心境や、これからの展望についてお話いただきました。

(上)「仕事を続ける」「母になる」実現に向かって行動
(下)家族のために資格が生かせるのはこの上ない喜び ←今回はココ

◆今回登場するワーママ:Tさん
年齢:45歳
これまでの仕事:放射線科医師。独身時代は関西の病院をまわる→東京の病院へ移る→博士号取得を目標に大学病院へ→名古屋の病院へ(時短勤務)→東京の病院
現職:医師
住まい:東京都
子どもの年齢:6歳・4歳(共に男の子)

ついに資格メリットを生かすときがきた!

 結婚生活がついにスタート。今思えば、結婚を機に私にとって仕事はある意味、趣味のように没頭する対象から、家族を支えるための武器のような意味合いを帯びるようになりました。そのことに私自身、とても満足していたし、結果的にはさらに仕事が大事になってきたように思います。

 当時の私は前々から取りたいと思っていた博士号を取得するために、大学病院への転職を決意。念願の勉強をスタートさせたのですが、そのわずか1カ月後に妊娠がわかって。結局、博士号は諦めることになりましたが、念願だった子どもを授かることができてとてもうれしかったです。

 その後、無事に長男を出産し、6カ月後にはフルタイムで復帰しました。わずか6カ月で復帰したのは、自営業の夫の収入だけでは生活が厳しいということと、もう一つは、公立大医学部に通い主に税金で医者になったので、心のどこかに「働かなくてはいけない」という使命感があったこともあります。ただ、フルタイム復帰とは言っても職場の配慮から9時から5時までの定時上がりだったので、比較的無理なく両立できていました。そして2年後に次男を妊娠し、ついに「2人子どもが欲しい」という人生プランを叶えることができました。

 その一方で気がかりだったのは、日々の忙しさのなか「自分の店を持ちたい」という夫の夢をサポートできていないことでした。夫の夢の実現のために何か手伝えることはないかと考えていたちょうどその頃、夫が自分の家族の住む名古屋で和食店を開くという話になったんです。私は資格があるからどこででも働くことができるし、医療の世界は狭いので、仕事先も紹介ですぐに決まるという利点があります。「まさに私の仕事メリットを生かすときが来た!」と思い、もろ手を挙げて夫の応援にまわりました。さすがに2歳と0歳の2人の息子を育てるには時短勤務が良いだろうと考え、時短勤務ができる職場を確保し、家族で名古屋に行きました。

職場へは、毎日夫の作ってくれるお弁当を持参して行く
職場へは、毎日夫の作ってくれるお弁当を持参して行く

次ページから読める内容

  • 夢の実現のために行った名古屋で状況は暗転
  • 困難な保活に直面。選んだのは預かり保育のある幼稚園
  • 仕事と家族が人生の軸

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