今、世の中には子育てに関する情報があふれ、親は何を基準に子どもを育てていけばよいのか悩みます。「でも、子育てで大事なことはたった一つ。それは子どもに自信を持たせてあげることです」、そう話すのは公立小学校で23年間教壇に立ち、たくさんの子どもたちの成長を見てきた教育評論家の親野智可等先生です。

本連載では、そんな親野先生が勧める、親も子もポジティブになれる子育てを紹介していきます。

中学入学を機にスマホを持つ子どもが増加。親は持たせたくないけれど

 「中学入学を機に子どもがスマホを持ちたいと言っています。周りの友達もこのタイミングで持つ子が多いようです。親としては持たせたくないのですが、うちの子だけ持たないというのもかわいそうな気がする…。ではどうしたらいいでしょうか?」

 毎年この時期になると、こんな相談を受けます。親御さんからすれば、「中学生にスマホを持たせるのはまだ早いのでは?」という気持ちがあるのでしょう。また、スマホを持つことで、「悪質なサイトに引っかかって事件に巻き込まれてしまったらどうしよう」という心配もあると思います。

 しかし、 「だから、ダメ!」と頭ごなしに言っても、子どもは納得しないでしょう。子どもは、「お母さんは私たちの現実を何も知らない。スマホを持っていなかったら、どうなるか考えてもくれない」と、心が離れてしまうでしょう。親御さんが心配する気持ちは分かりますが、子どもには子どもの世界があります。ですから、まずは子どもの言い分に耳を傾けてみてください

 子どもがスマホを持ちたがる一番の理由は、スマホが友達とのコミュニケーションツールだからです。

次ページから読める内容

  • 腹を割って話し合った上でルールを作れば、親も子も納得する
  • 親子で決めたことは書き出して明文化をする

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