共働き子育てメディア、日経DUALとして初めて「夫婦」そのものに向き合う特集。夫婦は、私たちにとって当たり前の存在だからこそ、ついないがしろにしがち。でも、ないがしろにしすぎると、共働き生活の根底を揺るがせるリスクにもなりかねません。また、夫婦生活がうまくいっていると子育てと仕事の両立がスムーズにいきやすいという事実もあります。共働き世帯が専業主婦世帯を抜き、“人生100年”時代に突入するという私たち世代には、これまでにない「夫婦像」を形作っていかなければいけないという使命があります。その一助となるべく、本特集を企画しました。第3回は、今回実施した日経DUAL調査「働くママ・パパにぶっちゃけ質問! 『夫婦として、今、幸せですか?』」の結果リポート・第2弾です。

【DUAL世代の“夫婦道~ふうふどう~”特集】
第1回 りゅうちぇる「いちいち伝え合う」のが僕とぺこりん
第2回 共働き夫婦の75.9%が「幸せ」!鍵を握るのは?
第3回 共働き「今の配偶者と一生連れ添いたい」75.3% ←今回はココ
第4回 不毛なケンカよりも賢い議論を 仲良し夫婦の極意
第5回 「夫婦とは」心療内科医が分析 共働きの子育て後は
第6回 子の頑張りを共に応援できるかが夫婦円満の分かれ道

「連れ添いたい夫婦」が75.3%、「連れ添いたくない夫婦」が6.8%

 第2回の記事では、夫婦として「幸せ」な人が75.9%、「幸せではない」人が21.6%といったデータを紹介しました。次は、少し角度を変えた質問です。アンケートで、「人生“100年時代”と言われるようになりました。この先、長い人生、今の配偶者と連れ添いたいと思いますか?」と尋ねたところ、「絶対連れ添いたい」が36.4%、「まあ連れ添いたい」が38.9%、「あまり連れ添いたくない」が3.7%、「絶対連れ添いたくない」が3.1%、「分からない」が16.0%、「現在、離婚の調停中」が0.6%、「その他」が1.2%となりました。つまり、「連れ添いたい」と考えている夫婦が75.3%、「連れ添いたくない」と考えている夫婦が6.8%で、大多数が今の配偶者と連れ添いたいと考えていることが分かりました。

「連れ添いたくない」の54.5%が「子どもが巣立ったら別れたい」

 「連れ添いたくない」と答えた方に、「ではどう感じているか?」と尋ねたところ、「子どもが巣立ったら別れたい」が54.5%、「今すぐにでも別れたい」が18.2%となりました。選択肢に「実は今、本命の恋人がいる」「本命の恋人を探している」というものも用意していましたが、これを選択した人はゼロでした。「恋がしたい」という気持ちではなく、「とにかく今の配偶者と別れたい」という切実な思いが伝わってきます。「あまり連れ添いたくない」と回答した方の一人によって自由記述欄に書き込まれた「すごく嫌なわけでもないが、すごく好きなわけでもなく、つなぎ的な感じ。先のことは分からない」というコメントが印象的でした。

<次のページからの内容>
● 夫婦として幸せになるために、最も必要なものは?
● よその夫婦は、1日に何分ぐらい会話をしている?
● 「夫婦でもっと話をしたい」68.5%
● 「夫婦十カ条の誓い」を週1で読み合わせる夫婦
● 「週末は必ずセックス」「話し合いには必ずスイーツ」
● 妻の清潔好きがエスカレート
● 「口下手な夫を1年半で変えた」ノウハウとは?