徹底的に話すのは、大事な存在だから。大好きな相手だから

 付き合って間もないとき、何らかの理由でぶつかって、ぺこりんが「もう、アンタとしゃべってたら、らちあかんわ!」と、布団にバッと潜って寝てしまうようなことがありました。そんなとき僕は、「その態度、あり得ないから!」「よく仲直りをしないで眠ろうとかできるね?」と起こしていましたね。

 「頭を冷やしてくる」と言って、ぺこりんが外に出ていこうとするもんなら、僕はドアの前で両手両足を目いっぱい広げて通せんぼ。「逃げるんだ」「出たら、逃げだよ?」って。

 「めんどくさい人……」って、今思ったでしょう?(笑)。そう、自分でも分かってます。

 家を出ていこうとするぺこりんも、「アンタは、ほんまにネチネチしてんなぁ! 重いオンナと付き合ってるオトコの気持ちが分かるわ!」と言い放ってましたからね(笑)。

「『頭を冷やしてくる』と言って、ぺこりんが外に出ていこうとするもんなら、僕はドアの前で両手両足を目いっぱい広げて通せんぼ」(りゅうちぇるさん)

 そこでも譲りませんよ、僕は。話をして解決したいもの。

 「逃げてもいいよ。でもね、ぺこりんは外に出てスッキリして帰ってくるかもしれない。その間、僕は家でモヤモヤして待っているよ。残った僕がそういう状態になっていること、想像してね」って。

 ある面から見れば、僕のワガママかもしれない。そんな僕にぺこりんはどうするかというとね。今は僕の顔も見たくなくて外に行きたい気持ちと、今すぐにでも話をしたい僕の気持ちの間を取るように「……分かった。別の部屋にいる」と言ってくれます(笑)。

 そこから30分~1時間後、ちょっと怒りが落ち着いたタイミングで僕から話しかけます。「ちょっと、そこに座ってよ」などと向き合います。

 話し合いの時間は、だいたい1時間ぐらい。最長で4時間ですかね。眠くなっても“今”言っておかないと、“今”この瞬間の感情を忘れてしまうから話します。

 自分の伝えたいことをしっかり伝え、ぺこりんの事情や言い分、気持ちもしっかり聞いたうえで、いつも最後は自分から謝ります。

 ケンカが起こっている以上、どちらかに100%非があるということはあり得ない。こちらも悪い部分はある。その件に関して悪い面がないと思ったにせよ、彼女をそこまで怒らせたことには責任があるから「嫌な思いをさせてしまったことは、ごめんなさい」という気持ちです。

 サバサバした性格のぺこりんは、僕が謝れば、謝り返してくれます。僕のほうがどうしても謝れないときは、ぺこりんが折れてくれることもあります。ツンツンと、指で僕のからだを突いてきて和む、とか(笑)。

 どういう形であれ、ぶつかれば毎回決着はつけます。お互いがお互いのことを大好きだから、仲直りしたい。

 徹底的に話すのは、大事な存在だから。僕たち2人は、これから何十年も一緒にいるために「ここは我慢しよう」「ここはのみ込もう」という段階では、まだない。

 自分が嫌だったり、気になったりすることは全部話す。ぺこりんのことも同じように聞く。なぜなら、おじいちゃん、おばあちゃんになるまでずっと一緒にいるから。