保育者がバタバタしていては子どもは集中して活動できない

山下 保育者がクラスの全員に向かって大きな声で話しかけたり、「Aちゃん、こっちだよー」と大きな声で特定の子に声をかける姿が見られなかったのですが、これにはなにか理由があるのでしょうか?

先生 子どもたちって、大人がせわしなくしたり大きな声で呼びかけたりすると落ち着けないんですよね。だから保育者がまず落ち着いて必要最低限の声で話すよう心がけています。

山下 先ほど2歳児クラスを見学した時も、確かに保育者がみんな室内を見渡せるような位置に分かれて座わったまま保育にあたっていました。たくさんの子どもたちが活動する中で座わって保育するというのは、実際にはそう簡単なことではなさそうですが。

先生 保育者同士できちんと連携を取り、それぞれの子どもにどのような関わりをすべきかを共有していないと、自分で動かなければいけないことが増えるので落ち着いて保育にあたれません。けれども、保育者がバタバタしていると子どもは集中して活動に入り込めないので、子どもが主体的に過ごせる環境を整えるという意味でも、保育者がしっかりと連携し、静かに見守れる状態を作りたいと思っています。

保育士たちは座った姿勢で穏やかに保育にあたっている
保育士たちは座った姿勢で穏やかに保育にあたっている