育休中に、復職後のキャリア形成に向けてスキルアップや資格取得に励んでいる人が増えています。とはいえ、これから育休に入るママたちの中には「何をすればいいの?」「どうやって学べばいいの?」「そもそも育児と両立できるの?」といった疑問や不安もあるのではないでしょうか。

 この連載では、育児と学びを両立している人や、育休中にスキルアップを果たした先輩たちのリアルな声をお届けしていきます。今回は、育休中にかつて学んだ語学のスキルをブラッシュアップしたことで、復帰後に希望のキャリアパスを手に入れることができたママのお話です。

切迫早産で突然の絶対安静 焦りを「学ぶ機会に」と切り替え

 ある日突然、会社に行けなくなったTさん。理由は、切迫流産による緊急入院。退院後も出産までの5~6カ月、自宅で絶対安静の状態が続きました。彼女が勤める会社は、グローバルに展開する大手電気機器メーカー。当時は営業の最前線で働いていました。

 「あまりにも突然の出来事で、引き継ぎも何もできませんでした。会社に申し訳ないという気持ちと、同期がバリバリ働くなか、自分だけ休んでいていいのだろうかという焦りでいっぱいに。けれどもそうしたネガティブな感情が、『このタイミングに何かを学ぼう!』という原動力となったのです」

 子どものころから英会話教室に通うなど、語学を学ぶのが大好きだったというTさん。大学では外国語系学部に進み、中国語を専攻しました。そんな彼女が、語学のブラッシュアップに目を向けたのは自然な流れだったようです。

 「何を学ぼうかを考えたときに、自分が好きなことなら育児と両立しながら頑張れそうだと思いました。さらに、私は海外事業を展開している日本企業に勤めているので、強みである語学力に磨きをかけておけば、職場復帰後に生かせるかもしれないと思ったのも理由の一つでした

 とはいえ、人生初の出産、しかも切迫流産という状況もあって、当時は気持ちに全く余裕がなかったというTさん。本格的に語学の復習をスタートさせたのは、無事に出産を迎え、産後1カ月が過ぎたころでした。

 「調べてみたところ、うちの会社は企業のワークライフバランスやダイバーシティ推進などの取り組みを支援する会社のサービスを導入していることが分かりました。育児休職者を支援する様々なプログラムが用意されていたので、それらを活用してeラーニングで英語を学ぶことにしました。プログラムの中には、保活や時短勤務のノウハウなどについての情報も豊富にあって。育休中に何かを学ぼうと思った際、まずは会社の福利厚生もチェックしてみるといいと思います」

次ページから読める内容

  • 「英語で読み聞かせ」など、効率的に勉強と育児を両立
  • 育休中の学びが評価され、理想的なキャリアパスが実現

続きは日経DUAL登録会員(無料)
もしくは有料会員の方がご利用いただけます。

日経DUAL会員とは?
登録会員(無料)になると以下のサービスを利用できます。
  • 登録会員限定記事
    子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える登録会員限定記事をお読みいただけます。
  • 日経DUALメール
    日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。
  • 子どもの年齢別メール
    子どもの年齢別メール(未就学児、低学年、高学年)を配信します。子どもの年齢に合った新着記事やおすすめ記事をお届けします。
  • MY DUAL
    サイトトップページの「MY DUAL」の欄に、子どもの年齢に合った新着記事が表示され、最新の子育て・教育情報が格段に読みやすくなります。
  • 日経DUALフォーラム
    オンライン会議室「日経DUALフォーラム」にコメントを書き込めます。日経DUALの記事や子育て世代に関心の高いテーマについて、読者同士や編集部と意見交換できます。
  • 記事クリップ、連載フォロー
    お気に入りの記事をクリップしたり、連載をフォローしたりできます。日経DUALがさらに使いやすくなります。