洗濯物を畳むのをやめるための3つの方法

洗濯物を畳むのをやめるための3つの方法

(1)トップスはハンガーで干してそのまま収納できるよう、ハンガー収納に変更

(2)靴下、ボトムはバスケットに入れるだけ

(3)パジャマと下着は脱衣所の引き出しにしまうだけ

 (1)は自分が楽になるだけでなく、子どもたちも自分で収納まででき、洋服も選べるようになってほしいという期待も込めて始めたもの。子ども3人それぞれにハンガー収納のスペースを用意した。

 (2)は各自所定のバスケットを用意し、畳まずにそれぞれ入れるだけにしたところ、子どもが自らポンポン入れられるようになった。なおかつ靴下は各自4足ずつくらい、ボトムは各季節のものを各自3~4本ずつくらいに減らしたので、着替えもしやすくなった。

 パジャマと下着は入浴後に着用するものなので、脱衣所に引き出しを用意。パジャマは各自季節に合ったものだけを2着。下着は各自3~4枚に減らしたので、引き出しはスカスカの状態。子どもが多少適当に入れても溢れない。

 このシンプルな方法で、畳むのがやめられただけでなく、子どもたちが自分で洗濯物をしまうことができるようになったという。

 いらない家事を見つけてやめることで、自分のイライラがなくなるだけでなく、家族の「自分でやる」にもつながる。「大切なのは、思い込みをなくすこと。本当にこれは必要な家事かな? 本当にこれは必要なものかな? と身の回りを見直すことで、やめてもいいことが見つかることがあると思います」。

(取材・文/日経DUAL編集部 山田真弓 イメージカット/鈴木愛子)

山田綾子(やまだあやこ)
家事・育児コンシェルジュ
山田綾子 実家なし、夫の手助けなしのワンオペ育児の状態で、3人の子どもを育てた経験を持つ。お母さんが息抜きできる場所として2011年「親子カフェjoy」を開店。著書『その家事、いらない』(ワニブックス)がある。