新卒で働き始めていたら、既に10~20年ほどたっているDUAL世代。「人生100年時代」と言われ、勤労期間は長期化しています。そんな中、「働き続けるために、どんなスキルを身につければいい?」「子育て中は思い切ったキャリアチェンジがしにくい」などと悩んでいる人は多いかもしれません。そこで今回は「キャリア」について学ぶゼミを誌面開講します。

そもそも「キャリア」をどのように考えればいいのか、日々仕事をする上で何を大事にしたらいいのかなどについて、「東京大学 本郷テックガレージ」「東京大学産学協創推進本部 FoundX」でサイドプロジェクトやスタートアップを支援し、『成功する起業家は「居場所」を選ぶ』(日経BP)などの著書がある、馬田隆明さんに話を聞きました。

DUAL Specialゼミ 馬田隆明先生/全3回
(1) 30~40代のキャリアアップは「意義」がキーワード ←今回はココ
(2) キャリアを成功に導く「居場所」の変え方
(3) 時間を「深化・探索・ゆとり」に最適に配分せよ

自分が大金持ちだったら何をしたいか、考えてみた

馬田隆明さん

日経DUAL編集部(以下、――) 馬田先生は現在、「東京大学 本郷テックガレージ」や「東京大学産学協創推進本部FoundX」で、スタートアップの支援などをされています. まずはご自身のキャリアについて教えてください。

馬田先生(以下、敬称略) 学生時代は、カナダのトロント大学で認知科学を学びました。帰国後、新卒でマイクロソフトに入社し、プロダクトマネージャーやテクニカルエバンジェリストとして7年ほど働きました。最後の1年半は、スタートアップ事業に関わり、スタートアップに関心が深まったところで、東大から声を掛けてもらいました。

 今は東大生がプロダクト開発を行う「本郷テックガレージ」の運営と、東大卒業生へのスタートアップを支援する「FoundX」のディレクターを務めています。また、東大で週に1回、講義も行っています。

―― 馬田先生はスタートアップを「支援する側」ということですが、ご自身で起業しようとは思わなかったのですか?

馬田 はい、何度も考えたことはあり、実際にアプリのプロトタイプを作ってみたりもしました。マイクロソフトを辞めてから東大に入るまで、1年ほど空白の期間があったのですが、そのときもソフトを作っていました。この期間、自分が何をしたいのかなど、今後についてじっくり考え直す中で他の起業家と話したとき、「もし自分が起業で大成功して、一生困らない大金持ちになったとしたら、何をやりたいか」と考えてみたんです。出てきたのは「スタートアップを支援したい」という思いでした。それなら、別に金持ちでなくても、今すぐやればいい。そう思い立ったとき、ちょうど東大からオファーをいただいたんです。

次ページから読める内容

  • 起業予備軍を育て、起業家たちを支援する活動
  • 「何に幸せを感じるか」は年代によって違う
  • 挑戦にあたってセーフティーネットとなるつながりをつくっておく
  • 今後伸びる業界か、人が集まりすぎていないか

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