子どもへのエコ教育のツールにも

 これからは、子どもに対するエコ教育が欠かせない時代。スマートリモコンには、消費電力の変化をリアルタイムにグラフや図で確認できるモニター機能もあります。この機能を利用すれば、子どもに「こまめに電気を消すことで、実際にどれほど節電できるのか」を示すことも可能。家族のなかで「これだけ節約できたね」と話題にしやすくなります。

 ちなみに、スマートリモコンとは異なりますが、家庭全体の電気使用量などをモニターする「エネルギーマネジメント」に特化した商品もあります。3月に登場する「Nature Remo E lite」(Nature、1万4080円、税込)は、コンセントに差し込むだけで、スマートメーターの情報を取得し、その情報をスマホで確認できるように。通常、電気やガスの使用量をモニター画面などで「見える化」し、節約(省エネ)を進めるHEMS「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」システムを構築するには、100万円単位のお金がかかります。それとほぼ同じことが、1万4080円の「Nature Remo E lite」で実現するのですから、非常にコスパがいい商品と言えます。

 これからの時代を担う子どもたちの「エコ教育」を進めるためにも、家庭のスマートホーム化を進めていきたいですね。

取材・文/井上真花 イメージ写真/PIXTA