「『◯◯ちゃんって、悪い子だよね』『◯◯先生はダメだね』のような、原因を他人のせいにする発言は、子どもの前では控えたほうがいいでしょう」

 親の日常的な発言が子どもに与える影響は少なくありません。「親がそんなつもりでなくても『自分以外の人が悪い』という他責の意識を子どもに植え付けてしまっている可能性があるのです。このような他責タイプの子どもたちは共通して自尊感情が低く、わがままで『俺様』状態になっています」

 「『◯◯ちゃんが暴れるからうちのクラスはダメなんだよ』って実際にそうなのかもしれませんし、その事実は否定しませんが、誰かを責めていても何も生まれません。そこから抜け出さないと学級崩壊は解決できないんです。親は子どもに『みんながそうなってもあなたはあなたで勉強をちゃんとやるのよ』と伝えられるといいですね」

親が知っている子どもの像と学校での姿は違う

 自分の子どもが学級崩壊に加担している可能性もあります。「親は自分の子どもがいい子だと思っていますよね。そんな悪いことをするわけはないと思っている。でも実際には、学校で暴れ回っている、他の子を攻撃している、など違う姿を見せているかもしれません」

 「まず、子どもは自分の都合のいいことしか親に伝えていない、という基本を親は理解しましょう。子どもを信じることは、もちろん悪いことではないんですが、子どもは自分にとって都合が悪いことは伏せるものなんです。大人だってそうですよね」

 「その大前提を踏まえたうえで、自分の子どもが言っていることが本当なのか、他のお母さんに聞いてみたり、先生に聞いてみたりして、その差を埋めていかないといけません。子どもが話す内容には『そうなんだね』とうなずきながらも、『もしかしたら自分の都合のいいことしか言ってないかもしれないな』と認識し、客観的な事実を取り寄せていくことが大事です