子連れ旅行には行きたいけれど、子どもも楽しめるお出かけ先が分からない。そもそも泊まりで出かける余裕がない――。

 そんなDUAL世代にピッタリなのが、「半日旅」という旅のスタイル。『東京発 半日旅』(ワニブックス)の筆者で旅行作家の吉田友和さんは、思い立った瞬間にでも出かけて、半日くらいで帰ってこられる、そんなお手軽で気まぐれな旅を「半日旅」と定義しました。この連載は、そこに“子連れ”という要素を加え、DUAL世代もすぐにでも出かけたくなるような旅ルポをご紹介します。

 今回のテーマは「富士登山電車&プリンセス体験」です。

半日旅について語った、吉田さんの過去インタビューはこちら
気ままに楽しむ「東京発“子連れ”半日旅」の魅力
“子連れ半日旅”はハプニングも思い出に

「東京発“子連れ”半日旅」の3箇条
●旅先は子連れで訪れることが可能な場所であること
●夕食は自宅で取ることができるくらいのスケジュール感であること
●テーマパークなど人が多く集まる場所は基本的には行かないこと

3歳の長女はお姫さまを夢見るお年頃

 少し前までは「アンパンマン」一筋だった長女。だが、3歳を過ぎた今、「白雪姫」や「シンデレラ」といった“お姫さま”にすっかりご執心の様子だ。その急な変わり身ぶりには驚かされたが、これもきっと成長の証しなのだろう。ちなみに日曜朝は「プリキュア」の放送を心待ちにするなど、女の子のお約束コースを着実にたどり始めている。

 子どもの興味の対象は次々と移り変わっていく。それゆえ、お出かけする際はその時々でなるべく旬なテーマを追求するようにしている。子ども自身が好きなことをやるほうが、笑顔が増えるし、一緒にいる親もテンションが上がるからだ。

 すっかりお姫さまモードでいる長女が喜びそうな旅先として狙いを定めたのが、「河口湖オルゴールの森美術館」だった。その名の通り、オルゴールにまつわる展示が特徴だが、今回はお姫さまの格好ができる「プリンセス体験」に注目した。敷地内には中世ヨーロッパ風の街並みが再現され、絵になる風景が広がっている。オルゴールの優しい音色が鳴り響く中、池には白鳥がたたずみ、庭園にはバラが咲き乱れる。お姫さま気分に浸るには絶好のスポットというわけだ。

今回の目的地は「河口湖オルゴールの森美術館」
今回の目的地は「河口湖オルゴールの森美術館」

次ページから読める内容

  • 以前から目をつけていた「富士登山電車」で向かう
  • レトロでウッディな“走る図書館”のような車両
  • ナチュラル系の配色で明るく、幼児向けの「青富士車両」

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